鯨>鯨肉が売れ残っているらしい
値段を下げてみたものの、やっぱり売れ残りが。どうなる調査捕鯨?!
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+-039 2001/02/07 島の娘 鯨>2000年北西太平洋産鯨肉販売開始!
+-281 2001/07/03 島の娘 鯨>2000-2001南氷洋産鯨肉「お下げします」
+-536 2002/01/13 島の娘 鯨>2000-2001南氷洋産鯨肉、初の売れ残り
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#039 MGH00047 島の娘 鯨>2000年北西太平洋産鯨肉販売開始!
(10) 01/02/07 13:24 004へのコメント
1月30日 水産経済新聞より
[タイトル]調査副産物鯨肉 574.5トン販売へ
=======================================
2000年北西太平洋調査捕鯨 8月1日〜9月6日に終了
ニタリクジラ43頭
ミンククジラ40頭、
マッコウクジラ5頭 計88頭を捕獲
2001年1月31日〜3月10日 販売
「今回の特徴その1」は、市販の量が減らされ、公益用が増えたこと。
公益用(地方自治体、啓蒙活動用) : 市販
2 : 8 (2000年)
3 : 7 (2001年/今回)
「今回の特徴その2」は、ミンククジラの赤肉の卸値が下げられ、かわりに、
ニタリクジラに、従来ミンククジラ赤肉の卸売価格となってきた価格以上の値
がつけられていること。
ミンククジラ 115.7トン (40頭)
40頭 内訳 19.5トン(公益用) ※主に赤肉
39.8トン(市販用) ※主に赤肉 2980円/kg(9%off)
56.7トン(加工用) 缶詰、ベーコンなど
ニタリクジラ 425.7トン (48頭)
43頭 内訳 72.0トン(公益用) ※主に赤肉
142.3トン(市販用) ※主に赤肉 3760円/kg
211.4トン(加工用) 缶詰、ベーコンなど
マッコウクジラ 5.3トン(公益用)
5頭 内訳 30.0トン(加工用)
0トン(市販用)消費量が地方で偏りがあり、供給量もか
なり少ないため。
参考:(過去の新聞記事より)
(1)99年6月 3270円/1kg(ミンククジラ刺し身用赤肉)
(2)98年10/月22日、
南氷洋の調査捕鯨で得たミンククジラ100頭分の肉、282トンを販売開始。
104トンは一般向け、
卸売価格は刺し身用赤肉が3270円/1kg(刺し身用赤肉)。
一般向け以外は缶詰や学校給食などに使われる。
[感想]
1)ミンククジラって、小さかったんだなと、しみじみします。
40頭で115.7トンでしょ。一頭平均2.8925トンです。
それにくらべてニタリは、
48頭で425.7トン。一頭平均8.86875トンになります。
1:3くらいの割合ですね。
ニタリは温帯海域にいるクジラで、高知県大方町がホエールウォッチング
の対象にしています。
2)でまた、ニタリは高く売れるわけだ(^_^;)。品見会の反応でこの卸値に決定。
こうなると、ミンクを商業的に捕るなんざ、ばからしく思えます。
3)公益用(PR活動用とか、学校給食用)が増え、市販用が減ったというの
は、どう考えればいいのだろう?
売れなくなったのか、はたまた、来年下関で開かれるIWC総会に向けた
PR活動を活発化するための「実弾」確保か?
4)日本鯨類研究所は、これまで“調査副産物鯨肉”を卸すことで、捕鯨専断
派遣費というか、運営費を捻出してきました。だいたい40億くらいの売り
上げになり、このほかに9億くらいの国庫補助をもらってます。ニタリ販
売は、これにどう作用するのかな?
5)マッコウは、大きさからすると、一頭あたり平均10トンはくだらないはず
なのに(私の子個人的想像)、卸す量がかなり少ないようです。需要が少
ないというだけではなかったりして(^_^;)、というややダークなジョークを、
仲間内で言い合っています(^。^;)。
6)もともとは、ミンク100頭、ニタリ50頭、マッコウ10頭を上限に捕る、と
いう話でした。
いつもがミンク100頭ですから、ニタリ・マッコウの分は完全に追加の収
獲、という感じで受け取っていました。
そしたら、ミンクは半分以下しか捕れなかった、と。
水産紙にはなにか書いてありましたが、ちょっと見あたらないのでご容赦く
ださい。
島の娘
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#281 MGH00047 島の娘 鯨>2000-2001南氷洋産鯨肉「お下げします」
(10) 01/07/03 11:02 039へのコメント
2001年7月3日 水産経済新聞より
[タイトル]胸肉14%下げ
日鯨研、14次南氷洋鯨類
調査副産物の販売開始
=======================================
日本鯨類研究所 7月2日発表
14次南氷洋鯨類捕獲調査(JARPA)副産物(鯨肉)
7月5日〜8月20日までの期間、消費実績に応じて
各地の卸売市場を通じて販売される。
ミンククジラ440頭分、1873トンを販売開始。
・内訳・
公益用(地方自治体、啓蒙活動用):192トン
一般市販用 :725トン
(赤肉は330トン、胸肉120トン)
加工原料用 :956トン
■今回の特徴:安くした!
一般市販用赤肉で、昨年産が3270円/kgだったのが、
今回は 2980円/kgとなりました。
(9%OFF!)
胸肉は 2500円/kg (14%OFF!)(*)
*水産経済新聞では14%下がったとしていますが、
読売の速報では、22%下げた、としています。
元の値段がどちらの記事にも記載されていないので、
判断は現段階では不能。
※この値下げは、1月に昨夏の北西太平洋での捕獲分を下ろしたときに値下げし
たのに続いての値下げだそうです。
=====
■他媒体の関連情報
(共同)最高級刺し身用尾の身が8900円/kg
(読売)値下げの理由:全般的に水産物価格が下がっていて、
流通・加工業者から「今の値段では売れない」と値下げ要望があったため。
(第二報では「いわゆるデフレで」という注釈あり)
今回の値下げで3000万から4000万円収益は減る、と、鯨研ではコメント。
しばらく前の水産新聞で、「消費が減っている」と、水産庁捕鯨担当者が発言した旨、
報じていました。
=====
おさらい:
現在、「調査捕鯨」の名での漁獲は、毎年暮れから春先にかけて南極海で捕るのと、
夏(5月〜7月くらい)に三陸沖〜アリューシャン列島付近で捕るのと、2回ありま
す。
捕っているのは、主にミンククジラ。
昨年から、北西太平洋のマッコウクジラ、ニタリクジラも捕っています。
この調査捕鯨は、国際捕鯨取締条約第8条第2項に基づくと、日本はしています。
上記に「第14次」とありますように、1987-1988年が初めてでした。
88年春までで、沿岸・南極海とも、商業捕鯨が一時中止になったのと入れ替えです。
北西太平洋のほうは1994年夏から始まり、今年、いまやっているのが第8次です。
1994年のIWC総会で南極海クジラサンクチュアリが採択されたのと入れ替えです。
数年前にも一度値下げがあったと思います。
94年に、水産紙に載った部位ごとの卸価格が見つかりましたので参考のため紹介しま
す
(当時の「未来への海図」へもUPしたような気がします)
この後、値下げしたのだったと記憶していますが、胸肉の値段を見ると、こちらの方
が
安いくらいですね。卸価格は下がっても末端価格は(麻薬みたいだ)、人の食い物と
は
思えない値段ですが。
=====
1993-1994に南極で捕獲されたミンククジラは、1994年8月9日から販売。
330頭分で1378トン。売り上げは約25億円。
(※この後、捕獲数が100頭増やされている+北西太平洋での捕獲も開始)
一般販売用:498トン
加工原料用:766トン
自治体や医療向けの公共需要:114トン。
1994年、北西太平洋での調査捕鯨(第一回目)で得られたミンククジラは21頭。
ここから、合計65トンの可食部が1994年11月15日から販売された。
販売総額は1億2000万円程度(時事通信報道)、
価格設定は南極での調査捕鯨で得た可食部と同じ
(南極海のミンククジラの方が体は大きいらしい。
皮下脂肪、赤身などの比率はわからない)。
1994年当時の販売価格(ミンククジラ)
●市販品
尾肉 8640 円/kg
尾肉徳用 4790
鹿子1級 5530
鹿子徳用 760
赤肉特選 4500
赤肉1級 3730
赤肉2級 3170
赤肉徳用 3050
小切1級 2350
小切2級 1530
胸肉1級 2410
胸肉1級 1510
●缶詰原料
胸肉3級 840
胸肉徳用 430
胸肉2級 1050
●加工品
畝須1級 5480
畝須小切 2020
畝 1990
本皮1級 2690
皮徳用 870
皮須 1680
尾羽 5590
尾羽 1120
島の娘
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#536 MGH00047 島の娘 鯨>2000-2001南氷洋産鯨肉、初の売れ残り
(10) 02/01/13 02:25 281へのコメント
朝日新聞西部本社版 2002年1月4日
=====
[タイトル]鯨肉 調査捕鯨分 初の売れ残り
市場関係者 「値段が高い」
環境団体 「食べたい人減る」
昨年7月から8月にかけて販売された調査捕鯨の鯨肉が、売れ残りました。
2000年暮れから2001年春にかけての南極海での調査捕鯨によって、440頭の
ミンククジラが捕獲されまして、全部で1873トンの肉やら脂身やらが捕れまし
た。そのうち725トンが市販用にあてられたのですが、220トンが売れ残ったそ
うです。
調査捕鯨でとれた肉は、商業捕鯨一時中止(モラトリアム)に入る直前の消
費実績に基づいて、各都道府県の卸市場などに配分しているのですが、九州と
山口、北海道を除く地域で中卸業者の購入辞退が続いたそうです。
調査捕鯨の主体である(財)日本鯨類研究所は、9月末の決算に間に合わせ
るために、売れ残りを“民間会社”(*1)に買い取ってもらい、この会社が注
文に応じて売っているものの、2001年末現在で約70トンが売れ残っているとの
こと。
*1:記事中では“民間会社”となっていますが、
これは(株)共同船舶のことです。
“”は、島の娘注。
2001年の卸価格は、最高級とされる尾の部分が約9000円/kg、
赤肉が約3000円/kg。本マグロの中トロか赤身なみの値段。
販売実績全国一位の大阪府では、配分された84トンのつち21トンが売れ残っ
た。
府内市場関係者「鯨肉は高く、若い世代は食べたことがない。景気のいい頃
は売れていたが....」
鯨研「物価下落や消費低迷の影響で、消費者のクジラ離れとは考えていな
い。値下げを考えなければならないが、調査比にあてているのでなかなか難し
い」
グリーンピース・ジャパン「クジラを食べたいという人が減っている。もう
捕鯨はやめるべきだ」
=====
[感想]
以下の発言には、昨年発売時の詳しい価格、市販用以外の用途なども紹介し
てあります。
>>281/*** 島の娘 鯨>2000-2001南氷洋産鯨肉「お下げします」
>>(10) 01/07/03 11:02
しかしすごいですね。
以前なら、販売期間中に捌けていたのでしょうが、今回は捌けなかった。
それも、725トン中220トンですから、1/3が捌けなかったということです。
食い道楽の街、「はりはり鍋」の本場(?)である大阪でさえ、余った。
北海道、九州、山口でのみ、配分した鯨肉が捌けたということは、この地方
は、いまでも他の地域に比較して鯨肉の需要があるということですね。
この傾向は、1998年に日新丸が火災を起こした際冷凍設備がやられてしま
い、急遽載せていった冷凍ユニットが十分に機能しなくて肉の品質が十分に保
てなかった、てなところから、市場が退いてしまったのだと聞いています。
(以下を参照)
>>464/*** 島の娘 RE:鯨>昔の給食を再現/鯨のたつた揚げも
>>(10) 01/11/23 08:25
こうなってくると、調査捕鯨の行く末が心配になってきます(^o^)。
調査捕鯨は調査として「鯨類標本」を確保したうえでの副産物を売って、そ
のお金で経費のだいたいをまかなっているわけですから、肉が売れないてえ
と、調査を維持できなくなる可能性もある。
そんなことも込みで考えると、昨夏の小松正之水産庁参事官の発言(北西太
平洋の“副産物”は、冷凍せずに生肉で売れば高く売れる)もかなりマジなの
ではないかと思えてきます。(以下を参照)
>>307/*** 島の娘 鯨>生肉を売りたいらしい日本
>>(10) 01/07/11 13:55
「資源管理のために調査は必要」なんてぶちあげちゃったんだから、売れよ
うと売れまいと、続けないわけには行かないでしょう。でも、鯨肉売れなくな
ったら、調査費用はどうなるんだ? いまでさえ、鯨研の運営費には約10億円
の国庫補助が入ってます。
これを増やすことがあるんだろうか?
下げてなお、買い手が付かぬクジラ肉 m(_ _)m
島の娘
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