森林>【本】ちょっと待ってケナフ!
ケナフの森林保護上の扱いについて考えてみよう。
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+-432 2001/10/26 島の娘 森林>【書籍】ちょっと待ってケナフ!
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#432 MGH00047 島の娘 森林>【書籍】ちょっと待ってケナフ!
(10) 01/10/26 01:17 005へのコメント
近日刊の書籍を紹介します。
著者ご自身からデータをいただきました。
マル付数字の削除と改行位置の変更をいたしました。
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【タイトル】ちょっと待ってケナフ! これでいいのビオトープ?
−よりよい総合的な学習、体験活動をめざして−
【著 者】上赤博文(かみあか・ひろふみ)/佐賀県教育センター研究員
【発行・発売】地人書館
【出版年月】2001年11月
【ISBN】4-8052-0693-4
【ページ数】184頁
【判型など】A5判、縦二段組、ソフトカバー
【本体価格】1800円(定価1890円)
最近、学校現場や市民活動において、環境復元への意識が高まり、生き物と
の触れ合いが重要視されてきているのは周知の通りです。しかし、その本質を
理解しないまま造られていくビオトープや、「地球の救世主」等のキャッチフ
レーズを鵜呑みにして種がまかれるケナフ、あるいは、メダカやホタルが遠く
から運ばれてきてあちこちで放流されていること、ペットや園芸植物が野生生
物と区別なく扱われていること、など、生き物を用いた様々な活動に問題点が
指摘されています。また、そのような活動に熱心に取り組んでいる方々は、地
球環境問題や自然保護に熱心で、よいことをしている、という意識があるた
め、問題点の指摘もなかなか伝わっていきません。
本書は、何とかして、これらの活動をよりよい方向に持っていきたいと考
え、高校教員としての経験と、教育センターにおいて小中学校の先生方との交
流の中で得た情報を活かし、「生き物を扱うルール」について意見を述べたも
のです。単に問題点を指摘するだけではなく、今後の活動への提言もしまし
た。
また、上記のような活動が実践を重んじる一方で生物多様性保全の視点が抜
け落ちていることから、今後の自然体験活動において必ず意識してほしい概念
である外来種の解説や生物多様性の保全についても、できる限りわかりやすく
伝えることに挑戦しました。
これまで、このような視点の本で、学校の先生や市民活動の方々を意識した
ものはありませんでした。本MLには、関連の活動で指導的立場の方々も数多
く加入していらっしゃると思います。きっと参考になると思いますので、ぜひ
ご一読ください。
【目 次】
推薦の言葉/環境にやさしい行為とは? 九州大学大学院理学研究院教授
矢原徹一
序 章 ちょっと待ってケナフ! これでいいのビオトープ?
第1章 なぜケナフは注目されているの?
1 ケナフってどんな植物?
ケナフの種類/ケナフ栽培と成長
2 ケナフを取りまく多様な話題
ケナフが地球を救う/体験活動が子どもたちの心をいやす
/ケナフを通じて環境意識が高まってきた
第2章 広がるケナフの輪
1 新聞に掲載されたケナフニュース
全国ニュース/佐賀県ニュース
2 全国各地に次々できるケナフの会
3 総合的な学習・環境教育の旗手として
第3章 ケナフの疑問〜帰化の危険性〜
1 無秩序にばらまかれるケナフの種子
2 栽培しやすいのに野生化しにくい?
冬に弱いと自生できない?/栽培植物は野生化しない?
3 帰化の可能性
種子形成と発芽率について/旺盛な繁殖力について
/熱帯植物の危険性について
4 ケナフ栽培は確実に管理できる場所で
5 正しい情報、責任ある活動を!
第4章 ケナフは本当に地球に優しいか?
1 地球温暖化の救世主?
二酸化炭素の収支を考えてみよう/土壌浸食についても考えよう
2 森林破壊を止められる?
ケナフと森林で収穫量を比べてみる
/まず取り組みたいのは、リユース・リサイクル
3 水質汚濁の特効薬?
4 土壌を改善する?
5 ケナフをめぐる様々な議論
インターネットにおける議論/雑誌での議論
/ケナフサミット(広島県安浦町)での議論/その後の議論
第5章 外来種って、何?
1 外来種が日本の生態系を破壊する
世界規模で進む「植生の均質化」/外来種問題は地球規模の環境問題
2 帰化植物
帰化植物の定義/帰化植物の区分(新帰化植物/史前帰化植物)
/代表的な帰化植物の現状(外来タンポポ/セイタカアワダチソウ
/ホテイアオイ/その他の帰化植物と帰化率)
3 帰化動物
アメリカシロヒトリ/カムルチー、ウシガエル、アメリカザリガニ
/オオクチバス、コクチバス/カダヤシ/ミシシッピーアカミミガメ
/そのほかの帰化動物
4 外来種問題は私たち人間の心の問題
第6章 国際的に保全が叫ばれている生物多様性
1 レッドデータブック
2 生物多様性とは
3 生物多様性の保全を目的とした学問分野「保全生態学」
4 地球サミットと生物多様性条約
第7章 善意が引き起こす環境破壊
1 ホタルの里づくり
遺伝子攪乱/持ってくる前に、環境を整えることを始めよう
2 コイを放して環境浄化?
善意の行為として報道されるコイの放流
/河川の汚染をコイでごまかしてはいけない
3 絶滅危惧種メダカを救おう
田んぼが育んだ魚・メダカが消えた背景/メダカにもある遺伝的な地域差
4 ビオトープの功罪
水辺への危機感から注目されたビオトープ/造園とビオトープは違うは
ずだが……/ビオトープがもたらす移入種問題
5 広がる学校ビオトープ
「総合的な学習」の目玉として急速に拡大/自然体験の場として進むべ
き方向は?
第8章 これからの体験活動を考える
1 学校における「総合的な学習」の活用意義
2 ケナフの活用
体験活動として/環境教育のきっかけとして(外来種問題/
地球温暖化/環境浄化素材として/環境問題の輸出)/
研究素材として(種子を使って/花を使って)
/環境改善の素材として(ビルの断熱効果/土壌改良)
おわりに−生き物を扱う「ルール」を考える
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島の娘
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