電磁波>電磁波問題業界ウォッチング
磁界は白血病の促進要因ではない、といった研究結果ほか。

・自然環境フォーラム電子会議に登録された発言を、自然環境フォーラムが整形したものです。

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- FENV  MES(11):●自然と環境 未来への海図27・北極海 - 
+-427  2001/09/01  BEMSJ             電磁波>兵庫県産衛センターのWEBから
+-428  2001/09/01  BEMSJ             電磁波>ドイツの磁界暴露実態
+-437  2001/09/07  BEMSJ             電磁波>BEMS会報から
+-438  2001/09/07  BEMSJ             電磁波>国際会議の概要
+-444  2001/09/15  BEMSJ             電磁波>産業衛生学雑誌7月号
+-445  2001/09/15  BEMSJ             電磁波>英国無線塔と癌の研究
+-446  2001/09/21  BEMSJ             電磁波>IEEEの携帯電話の見解
+-447  2001/09/21  BEMSJ             電磁波>磁界は白血病促進せず


- FENV MES(11):●自然と環境 未来への海図27・北極海 - #427 QWP00045 BEMSJ 電磁波>兵庫県産衛センターのWEBから (11) 01/09/01 00:02 011へのコメント http://www1.biz.biglobe.ne.jp/~sanpo28/tuusin5.htm にあった内容 です。 詳細はこのURLを覗いて下さい。 *********************** 産業保健通信 VOL.5         兵庫産業保健推進センター −最近の相談事例から− (相談)  パソコンの電磁波の体に及ぼす影響について。 (電磁波防護エプロンの有用性について) (相談員回答)  パソコンの表示画面には、CRTと液晶画面がありますが、いずれからの 電離放射線は自然にある電離放射線量以下で、全く問題はないとの結論に なっています。(CRTとはカソードレインチューブといって、これから出る 電子線が画面にあたって発光するものです。 電離放射線が出ますが、外には出ないように防護されています。 普通のテレビと全く同じと考えてよいものです。液晶は問題ありません。)  電磁波には、この他に我々が目で感じる可視光線や赤外線、紫外線等が あります。ここで問題にしているのは電離放射線ですね。  さらにエプロンなどの装着によって、作業者の姿勢や行動が制約されることを 問題にしている人もおります。  作業姿勢等はこの作業での重要課題ですので配慮すべきでしょう。  参考までに申し上げますと、今のところ、パソコン作業での物理的要因(光や 騒音・振動など)による健康障害は発見されていません。  安心して楽しく作業することも大事でしょう *********************    ちょっと物足りない回答が、参考になリます。
- FENV MES(11):●自然と環境 未来への海図27・北極海 - #428 QWP00045 BEMSJ 電磁波>ドイツの磁界暴露実態 (11) 01/09/01 00:02 011へのコメント 読み終わった研究の概要です。 研究者:J. Brix et al 論文:Measurement of the Individual Exposure to 50 and 16 2/3 Hz Magnetic Fields Within the Bavarian Population. 掲載雑誌:Bio ElectroMagnetics July 2001 に掲載 概要 *ドイツのババリア州で、50Hz及び16 2/3Hzの低周波磁界にどの程度暴露して いるか測定を行った。 *1952人が24時間測定に協力。 53%の人が日中働いている人、47%が家庭の主婦など *50Hzは商用電力の周波数で、家庭電気機器や送電線などからの暴露、 16 2/3Hzは電車の交流磁界から暴露。 *50Hz磁界への暴露の平均値は0.101マイクロテスラ(約1ミリガウス)、 0.2マイクロテスラを超える人の割合は2.4%。 31人の人が50Hz磁界で100マイクロテスラを超える暴露を受けていたが、  暴露の時間は短かった。 (100マイクロテスラを超える磁界暴露が31名もいるとは驚きです。) *電車の線路の近くに住む人が16 2/3Hzの磁界に暴露しているが、  その平均は0.156マイクロテスラであった。 *電車で通勤する人や、電車の線路の近くに住む人の最大暴露は20マイクロ  テスラであった。
- FENV MES(11):●自然と環境 未来への海図27・北極海 - #437 QWP00045 BEMSJ 電磁波>BEMS会報から (11) 01/09/07 23:52 011へのコメント BEMS Newsletter May/June 2001の概要                 昨日届いたBEMS(生体電磁気学会)の会員ニュースでから 興味のあるポイントを紹介します。 1.オランダの電磁波報告  6月に最新の報告書を発行した。  送電線からの磁界や携帯電話の中継塔からの電波は、現在の科学的な  知見では問題はない。  英文の報告は、 http://www.gr.nl/engels/publications/Reports/frameset.htmに 公開してある。 2.国際がん協会IARCの報告 IARCは 低周波電磁界は発癌の可能性ありとの結論。 小児白血病と0.4μテスラ以上の磁界との疫学調査による。 同時に、小児脳腫瘍やその他の癌とは関係するという確証はなし、 大人の癌とも確証なし、
- FENV MES(11):●自然と環境 未来への海図27・北極海 - #438 QWP00045 BEMSJ 電磁波>国際会議の概要 (11) 01/09/07 23:52 011へのコメント St.Peterusburg電磁波会議の概要 2000年にロシアで開催された電磁波の国際会議の概要です。 Proceedings from the International Workshop: Clinical and physiological investigations of people highly exposed to electromagnetic fields St. Petersburg, Russia, 16-17 October, 2000 の概要  研究のタイトル・研究者名と概要を纏めた。 概要の( )内は私のコメント。 P7 The problem of estimation of biological effect of chronic exposure by Yuri Grigoriev ロシアでは低レベルの電磁界暴露の生体影響に関するレポートを作り、WHOや ICNIRPに提出する。低レベルの電磁界への長期暴露の研究を行っている。 P10 Investigation of the effects of mobile phone use on tympanic membrane, skin temperature and critical flicker fusion by Monica Sandstrom, Vasily Klucharev, Kjell Hansson Mild and Eugene Lyskov 携帯電話の使用によって耳の部分の温度上昇があるが、これはRF電波によらず、 ハンドセットの温度上昇によるものと推定 P13 Clinical neurophysiological characteristics of persons exposed to 10 μT, 60 Hz, magnetic field during different functional conditions by Eugene Lyskov, Monica Sandstrom and Kjell Hansson Mild 電磁波過敏症といわれる20名を対象に60Hzの磁界10μTを暴露した。 結果は過敏であるということは無かった。 電磁波過敏症といわれる人は、物理的な、精神的な外部要因に敏感である。 P14 Long-term parallel monitoring of electromagnetic field exposure and physiological processes in individuals with perceived electrical hypersensitivity by Vasily Klucharev,  Monica Sandstrom,Kjell Hansson Mild, Eugene Lyskov 電磁波過敏症といわれる人と通常の人が、心電図計と電磁波測定器を24時間 携帯して測定。 電磁界暴露と心電図の変化を観察した。 2つのグループ間で磁界暴露の差異は無く、心拍数にも差異は無かった。 心拍の変動に差異があった。(過敏症の人は影響を受け易いという意味?) P15 Aspects of electromagnetic hypersensitivity. By A. Wojtysiak, J. Reisenweber, B. Grothus and E. David 電磁波過敏症の人を対象に50Hzの磁界10μTを暴露したが、感知しなかった。 電磁波過敏症はマスメディアの影響が強く出ていると推定。 P16 Dysregulation of autonomic control of cardiac function and shift of diurnal rhythms of blood pressure in workers exposed to RF electromagnetic fields. By S. Szmigielski, E.Sobiczewska and R. Kubacki. RF送信局などに勤務して電磁界に暴露している人を対象に研究。 暴露量は人によって大きく変動する。心拍数や血圧に影響が見られる。 (電磁界に暴露する場所に勤務しているから電磁界の暴露で血圧に変化が あるといえる?) P32 Hygienic, clinical and epidemiological analysis of disturbances induced by radio frequency EMF exposure in human body By V.N. Nikitina マイクロ波やHF帯の無線に従事している人を対象に健康調査を行った、 異常が多い。 特異的に250V/mという電界に暴露している人もいる。  (これらは電磁界の影響と断定できる?その他の作業環境因子は?) P39 Occupational and residential health monitoring on people exposed to electromagnetic fields in RF range. Clinical observations of 12 patients exposed to EMF. By V.V. Posokhin. I. M. Suvorov. かなり強烈な電磁界暴露を受けた事例、異常が発生している。 P45 Health surveillance of RF/MW exposed personell - adequacy of methods used and the need for protocol unification by Vlatka Brumen, MD, PhD クロアチアで進めている長期電磁界暴露の影響調査のプロトコールを紹介。 P48 Assessment of immunotropic effects of long-term exposure to radio frequency and microwave radiation. By E. Sobiczewska, M.P. Dabrowski, W. Stankiewicz, S. Szmigielski. 電磁界の長期暴露の影響を調査しようとすれば、個々人の免疫機能によって 受ける影響が異なると予想される。結果は大きくばらつくことになる。 P56 Magnetic Field Exposure of Train Engineers By Yuri Kopytenko, St. Petersburg 電車の運転手に比べて、電気機関車の運転手に心臓病のリスクが2倍である。 DC及び交流の磁界の影響を考慮する必要がある。 P58 Do MF fields influence on locomotive engine drivers? I. Nikeshina, V. Mikhailov, G. Sokolov, N. Ptitsyna, A. Vishnevskiy, E. Lyskov, by M. Chernyshov 電気機関車の運転手に心臓病が多いので、国際プロジェクトで研究。 電気機関車での磁界暴露を模した状態で試験を行った。 心拍数に少し変化が見られたが、その他に磁界の影響は見られなかった。 P59 Chromosomal aberrations in peripheral lymphocytes of train engine drivers by Kjell Hansson Mild, Monica Sandstrom, and Ingrid Nordenson スウェーデンの電気機関車の運転手に癌が多いことから研究。 磁界の影響が考えられる。 運転手は平均して2−15μTの磁界を受けている。
- FENV MES(11):●自然と環境 未来への海図27・北極海 - #444 QWP00045 BEMSJ 電磁波>産業衛生学雑誌7月号 (11) 01/09/15 00:08 011へのコメント 私が寄稿してきた論文が、その3件目が、 産業衛生学雑誌7月号(7月号といっても8月8日頃に届いています。)に VDTからの電磁界の実態(2)非電離放射線:マイクロ波 として 掲載されました。 VDTから漏洩する電磁波(電磁界)の中でマイクロ波等の電波の領域に 関して、どの程度の漏洩か、それは既存の安全基準などに比べて どの程度低いか 等に関して紹介してあります。 機会があれば読んでください。 この雑誌は一般書店では販売されていません。 各企業の産業医や保健婦の多くは日本産業衛生学会の会員と思いますので 各産業医に依頼して、この論文を読んでください。
- FENV MES(11):●自然と環境 未来への海図27・北極海 - #445 QWP00045 BEMSJ 電磁波>英国無線塔と癌の研究 (11) 01/09/15 00:08 011へのコメント 読み終わった文献の紹介です。 TV等の無線塔の近隣に住んでもガン等の増加はない という研究成果です。 論文名: Cancer Incidence near Radio and Television Transmitters in Great Britain. 2. All High Power Transmitters 研究者:H. Dolk et al. 掲載雑誌:American Journal of Epidemiology Vol. 145, No.1 1997 概要; 英国のSutton Coldfieldにある無線送信塔の周囲には癌の発生が 多かった。 そこで研究対象を全英の同様な無線送信塔の周囲に住む人に広げて、 研究を行なった。 20箇所の送信塔を対象。対象となる人口は339万人。 癌登録から症例を抽出。 送信塔から10km以内に住む人を、送信塔からの距離との関係で調査。 15歳以下の子供、15歳以上の大人に別けて解析。 結果は 大人の白血病は、解析はSutton ColdFieldを除いて行った。 10km以内に住む人に、3305例の白血病が有り、  O/E比 1.03(95%CI 1.00-1.07) (O/E比とは 通常の値と比べて その場所で観察された値とを比較して  通常より多いか少ないかを見る研究の手法です、1であれば平均的な  通常の値と同じということになる。) 2km以内に住む人に、79例の白血病が有り、  O/E比 0.97(95%CI 0.78-1.21) 子供の癌に関しては、 解析はSutton ColdFieldを含めて行った。 10km以内に住む人に、317例の白血病があり、  O/E比 0.97 (95%CI 0.87-1.07) 2km以内に住むひ人に、10例の白血病があり、  O/E比1.12 (95%CI 0.61-2.06) であった。 このことから、Sutton ColdFieldでは特異な現象があったが、 全英の放送局を対象として 考えれば、癌の増発はない。
- FENV MES(11):●自然と環境 未来への海図27・北極海 - #446 QWP00045 BEMSJ 電磁波>IEEEの携帯電話の見解 (11) 01/09/21 23:34 011へのコメント IEEEの携帯電話の電磁波に関する記事です。 http://www.spectrum.ieee.org/publicfeature/aug00/prad.htmlに あった内容です。 1年前にダウンロードした(2000−8−28)のですが 読めずに積読になっていました。 Are mobile phones safe? Research intensifies as the public grows wary of one of its favorite communications tools という特集記事です。 研究者は Kenneth R. Foster, University of Pennsylvania & John E. Moulder, Medical College of Wisconsin です。 Fosterの書いた本「Phantom Risk, Scientific inference and law」を もっています。 まだ読んでいませんが。 記事の中で気がついた点は *携帯電話の電磁波の健康影響に関して、アメリカでは1992年頃から  騒ぎ出した。  フロリダ州で女房が携帯電話の電磁波の為に脳腫瘍になったと裁判に訴えた。  この裁判は1995年に十分な科学的な論拠がないとして、却下された。 *同様な裁判が継続して行われたが、電磁波が原因であると認められることは  なかった。 *疫学研究や、動物研究が行われているが、いずれも携帯電話が脳腫瘍の  原因とは確定していない。 *1995年にH. Laiが発表した研究(鼠にSAR 1W/kgの電磁界を暴露させた時に  DNAに損傷が発生する)は、その後の研究、Roti Rotiの研究で  再現しなかった。ベルギーの研究でも再現しなかった。   今では、H. Laiの研究は、何か実験手法に問題があったのではないかとさえ  いわれている。 *最近の話題にMuscatの研究がある。1999年の会議で公表されたが、  まだ学術雑誌に掲載されていない。カナダのTVで一部報道された。  この研究では、携帯電話の使用で脳腫瘍は増加していないが、ある種の脳腫瘍  に関してはあいまいさが残っている。何か問題点が残っている。  カナダのTVでは、誇張されて報道された。  以上 詳細は原文を読んでください。
- FENV MES(11):●自然と環境 未来への海図27・北極海 - #447 QWP00045 BEMSJ 電磁波>磁界は白血病促進せず (11) 01/09/21 23:34 011へのコメント Andersonによって行われた磁界は白血病促進せず という研究の紹介です。 読み終わった文献の紹介です。 論文名:Large Granular Lymphocytic (LGL) Leulemia in Rats Exposed to Intermittent 60 Hz Magnetic Fields. 研究者: L.A. Anderson et at. 掲載雑誌:BEMS 論文誌 April 2001に掲載 概要 *過去の実験で1mT(10ガウス)60Hzの連続した磁界にラットが暴露しても  白血病のプロモータ作用(促進作用)は見つからなかった。 *今回の実験は、連続した暴露で追試を行うことと、断続した磁界(3分間  間隔で断続)に暴露した場合の  白血病のプロモータ作用があるか、この2点を目的として実験を行った。 *ポジティブコントロールとして5Gyの放射線をあてた群、対照群、  連続磁界暴露群、断続磁界暴露群の4群の分割 *それぞれ白血病が発生するように白血病の細胞をラットに注射。 *体重の変化や、血液の成分検査などの経過調査を行いながら、  22週間、ほとんどのラットが死ぬまで、実験を継続した。 *結果は  ポジティブコントロールの群は、体重の増加曲線が他の3群と異なり、  白血病が促進された。当然の帰結。  磁界暴露群は対照群と差はなかった。  このことから、60Hz磁界1mTは、白血病を促進しているとはいえない。  同様な研究で、ラットを死ぬまで飼育して磁界の影響がなかった、 癌は増加しなかった という論文があります。 私にとってこれで2件目の論文です。
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