生活>【本】オートバイ・ライフ
生活を通じて世界を見直すことの提案。環境問題もはいってます。

・自然環境フォーラム電子会議に登録された発言を、自然環境フォーラムが整形したものです。

・Interwayのボタンをクリックすると、@niftyのInterway経由でログインし、そのリストの先頭
 発言に移動します(@niftyのIDが必要→いいわけ)。転載以降の議論の状況をお知りになりた
 い場合などにご利用ください。なお、時間が経つと、このリンクは切れる場合があります。

- FENV  MES(14):●自然と環境 未来への海図24・南極海 - 
+-00882  2000/12/20  猫が好き♪       生活>【本】オートバイ・ライフ


- FENV MES(14):●自然と環境 未来への海図24・南極海 - #00882 SDI00600 猫が好き♪ 生活>【本】オートバイ・ライフ (14) 00/12/20 22:36 00007へのコメント  なんでこれをここで紹介するのか謎なんですが(=^_^;=)、面白いんで紹介し ておきます。 【タイトル】 オートバイ・ライフ 【サ  ブ】  【シリーズ】 文春新書 【著  者】 斎藤純 【発  行】 文芸春秋 【発行年月】 1999/06/20 【ページ数】 230 【判  型】 新書版 【定  価】 710円+税 【ISBN】 ISBN4-16-660048-6 C0265 \710E 【種  別】 思想書(笑) 【分  野】 オートバイ・生活の中の環境配慮 【目  次】   はじめに            なぜ、オートバイに乗るのか            野性の目覚め            本書の性格                I オートバイに乗る            オートバイを取り巻く二、三の変化            大型免許への道            大型オートバイのリスク            これから免許を取る方へ            ライディングの実際                  コラム オートバイと映画                II オートバイを知る            最初のオートバイ            振動との闘い            オートバイ博物館がほしい            メカニズムを知るということ            オートバイを選ぶ            音を聴く            鼓動とは何か                  コラム オートバイと文芸作品 その1                III ブルージーンと皮ジャンパー            何を着るべきか            ブルージーンと皮ジャンパー            四季の装い            アンダーウェアの隠し技            その他の装備                  コラム オートバイと文芸作品 その2                IV オートバイで旅に出る            贅沢な旅            ゆるやかな旅程            持ち運びの出来る家            軽量パッキング            ツーリング写真を撮る            インナーツーリング            行きたい道            出発のたびに出発する                  コラム 旅の友                V これからのオートバイ・ライフ            オートバイ乗りの諸相            都合の悪い情報            何をすべきか。いや、何ができるのか            感傷からの出発            新しいオートバイ・ライフ                  おわりに オートバイの愛し方                  これからの課題 【コメント】   おいらはとても不勉強なひとなので、環境系の本なんかは、ほとんど読みま せん。が、なぜか、環境系の要素があるとは全く思わずに買った本の中からも そういう部分を発掘してしまうことがけっこうあるんでした。まあ最近は、環 境ねたとは無縁の本なんてそうは存在しないってことかもしれませんが。  で、これ、バイク本です。えー、バイクに乗る人は、まあ読んでみる価値が あると思う。バイクに乗らないひとも、「これからのオートバイ・ライフ」の ところだけでも立ち読みしてみるといいと思う(たぶん、バイクとは無縁のひ とには、それ以外のところは面白くない。バイクにも環境問題にも無縁のひと には、全体が面白くないかもしれないが、全然別の見方で面白がれたりする可 能性までは否定しない)。  なんかね、読み進めていく上で、「現代文明とのつきあいかた」とか、「現 代の常識的価値観へのそこはかとない異議申立て」とかみたいなものが感じら れていたんですね。まあ、大型乗用車のユーザほどヒドかないとは思うが、わ しらバイク乗りにはやぱし現代文明を無批判に享受してるやつが多いわけで、 それはまずいよ、と著者は常日頃から考えていたんだと思う。だから、そうい う部分がひょこひょこ顔を出す。  ところが、最後の最後に、その手の話で1章設けてあるとは、想像だにしな かったぜ、と(=^_^;=)。  たとえば「オートバイ乗りの諸相」では、オートバイという物質文明の産物 に、ライダーの精神が過度に傾斜してしまうような様相について述べている。 確かにそれはあるんだよ。ハイパワーなバイクが無条件に偉い、みたいな感覚 のやつって多いもんな。そしてそれは、バイクに限った話じゃない。  たとえば「都合の悪い情報」では、バイクが社会的(というか環境的)にい かにネガティヴな要素を持っているかを説明した上で、こんなことを述べてい る(一部、引用部のコンテクストに従って落としたところがある)。 |  オートバイ乗りは排ガスに含まれる有害物質が引き起こす大気汚染と地 | 球温暖化(ちなみに地球温暖化とは、単に気温が上がり、氷が解けて海面 | が上昇する現象のみを指すのではない。気象大変動であり、生態系の破壊 | なのである)の加害者である。加害者たるオートバイ乗りが環境問題を語 | るのは、自分の首を締めるようなものなのだろうか。 |  僕はそうは思わない。 |  密室に閉じ込められたまま移動する車と違い、オートバイ乗りは自然に | さらされている。オートバイ乗りは剥き出しだから、環境の変化に敏感だ。 | だからこそ、最先端の思考を頭に入れておきたい。  なんか、「近代文明を甘受したままで環境問題に口出しをするなんて」みた いなくだらない攻撃をするやつらは多いし、そういうのに対抗するために疲れ てる環境屋も多いわけだけど、そういったしょーもない争いとは無縁のところ で、軽やかにこういう落としどころを提示しちゃうなんて、それもこういう本 で鮮やかに提示しちゃうなんて、こいつただものではないな、みたいな感じが するわけですよ。  まあ、基本的にはこの本は、バイク乗りにしか面白く読めない本なのではな いかと思う。バイク乗りなら「あるあるあるある」と思ってにこにこして読め る部分も、乗らないひとには何言ってるかわかんないだろうから。  でもまあなんというか、バイクという、現代文明のひとつの成果を素材とし て、ある一定の文明論に裏付けられてまとめられた本ではあって、そういう観 点からは高く評価出来る本のように思いました。 *  おまけ。  なお、でも、バイクがらみのもろもろの表現については、間違いとまでは言 わないけどおれはそうは思わないぞというところも散見されました(笑)。  ここらへん、やぱしバイク乗りてのは偏屈で意固地なのが多いってことかも しれません(=^_^;=)。 【紹  介】 猫が好き♪ (PEH01124@nifty.ne.jp, nekosuki@jca.apc.org)
トップページに戻る