交通>【本】ガソリン車が消える日
レーシングマシンデザイナー・舘内端氏が描く自動車の未来。

・自然環境フォーラム電子会議に登録された発言を、自然環境フォーラムが整形したものです。

・Interwayのボタンをクリックすると、@niftyのInterway経由でログインし、そのリストの先頭
 発言に移動します(@niftyのIDが必要→いいわけ)。転載以降の議論の状況をお知りになりた
 い場合などにご利用ください。なお、時間が経つと、このリンクは切れる場合があります。

- FENV  MES(15):●自然と環境 未来への海図25・北極海 - 
+-00888  2000/12/18  猫が好き♪       交通>【本】ガソリン車が消える日
  +-00892  2000/12/19  安藤 眞         RE:交通>【本】ガソリン車が消える日
  | +-00893  2000/12/19  安藤 眞         RE:交通>【本】ガソリン車が消える日
  +-00895  2000/12/19  石塚 知二    交通>【本】すべての自動車人へ 舘内端


- FENV MES(15):●自然と環境 未来への海図25・北極海 - #00888 SDI00600 猫が好き♪ 交通>【本】ガソリン車が消える日 (15) 00/12/18 21:06 00008へのコメント 【タイトル】 ガソリン車が消える日 【サ  ブ】 【シリーズ】 宝島社新書 【著  者】 舘内端 【発  行】 宝島社 【発行年月】 2000/11/24 【ページ数】 222p 【判  型】 新書版 【定  価】 720円+税 【ISBN】 ISBN4-7966-1998-4 C0236 \720E 【種  別】 未来予測 【分  野】 交通・車 【目  次】 はじめに 自動車が21世紀に向けて大きく変わろうとしている        第1章 世界の経済、産業、交通、生活を大きく変える次世代車             自動車に訪れる大変革             21世紀に世界の自動車産業のイニシアチブを取る企業             カギを握る環境問題とエネルギー問題             近未来の自動車は自動運転の共同利用車になる        第2章 次世代車と自動車産業再編             次世代車レースの商社             排ガスをクリーンにするとCO2排出量が増える             代替燃料車として登場した電気自動車と天然ガス自動車             地球温暖化という新たな問題             急激に進む地球温暖化             淘汰される部品メーカーと自動車メーカー        第3章 広がる大気汚染             複雑系の自動車問題             排ガスに含まれる有蓋物質             ガソリン・エンジンの燃焼の問題点             技術的にクリアがむずかしい炭化水素の排出規制             地球温暖化防止か大気汚染防止か             排ガス浄化技術の限界        第4章 ノー・ディーゼル運動             ディーゼル車の排ガス問題             ディーゼル車は生き残れるのか             ディーゼル・エンジンの排ガス浄化のむずかしさ             改めて問われるディーゼル車の存在意義             世界中で強化される排ガス規制             各国政府を悩ます大型ディーゼル車        第5章 熱くなる地球             自動車の増加は地球温暖化の大きな要因             一人のドライバーが年間5.8トンのCO2を排出             増加する自動車のCO2排出量             地球温暖化の果てに             地球温暖化防止の国際動向        第6章 石油が枯渇する             石油は安いエネルギーではない             石油枯渇30年説の大いなる誤解             2010年ごろには生産量が減り始める             各国の石油事情と次世代車開発との密接な関係             中国、太平洋沿岸の石油事情        第7章 次世代車の条件と開発の現状             燃料電池とは何か             必要とされる電気自動車技術             燃料電池の種類と歴史             燃料電池の本当の可能性             燃料電池車とは何か             燃料はメタノールかガソリンか             燃料電池車開発の歴史             各社の取り組み             次世代車開発に積極的でないメーカーは生き残れない             世界の枠組みの変化と連動した21世紀の新しい自動車             燃料電池車の課題とライバル        あとがき 次世代車はどうなっていくか        参考資料 【コメント】  やや。あのたてうちただしがこんな本を書くなんてっ。  えー、たてうちただしさんという方は、その昔レーシングマシンデザイナー として名をあげてた、ような気がする、現在は自動車評論家。代表作は、なん だったかなあ。MCS はムーンクラフトだし。伊太利屋紫電かなんかかな(すい ません、安藤さんフォローお願いします(=^_^;=))。  レース雑誌に掲載されていた、レーシングマシンのデザイントレンド解説あ たりは、ずいぶんお世話になりました。おいら2輪だったから、直接には応用 できることはほとんどなかったけど、センスみたいなもんはとても面白かった し参考にもなりました。  という、もう20年以上一方的に知っているひとが突然書いた本。しかも、い きなし環境ネタなのでありました。なんかみんなこっちに来ちゃうのねえ。  で、次世代自動車です。  ネタとしてはハードウェア寄りで、ソフトウェア(自動車の使われ方の変化 予測とか、新たな使い方の提案とか)は、ほとんどありません。次世代はどう いう動力系を搭載するかとか、そういう話を延々とやってる本。あ、自動車の ハードウェア的側面といっても、ITS をはじめとする流量調整技術あたりの話 もほとんどなくて、もっぱら自動車単体のハードウェアの話をしてます。  えー、おれは ITSあたりはあまり効果を信じてないんでそこらへんがネグら れてるのはどうでもいいんですが、ソフトウェアのこと、つまり「自動車の共 用化」あたりの話がさらっと流されてしまっているのには、多少不満を覚えま した。まあ、そのあたりは別にもう1冊書いてもらえばいいんだけど。  んで、細かくつっこむと深い世界ではあるんですが、現状をざっと知るには 好適な本だし、おれが偉そうに言うこっちゃないが大きな間違いは見当たらず、 わかりやすくもあり、よい本ではないかとゆー気がします。  次世代車のことを知りたいひとは、内容の解説はここではしませんので、ま あ買って読んでちょうだい。  ほんで、おれ的に面白かったポイント。  たてうちただしさんは、元はレーシングマシンデザイナーですから、車が好 きなひとなわけです(そうと限ったもんでもないかもしれないけど)。  で、彼としては、「このまま車がなくなっていってしまう」のも、「車が人 類を道連れにしてわれわれが滅びてしまう(車が人類を滅ぼしてしまう)」の も、イヤなわけです。自分が生涯をかけてつきあってきた「モノ」が、悪魔の 発明だったなんて、そら誰しも思いたくはないわな。  そこで彼は、車が存在し得る未来像、それも具体的な未来像を、この本の中 で全力で描こうとしているわけですよ。おためごかしの未来像でもなく、非現 実的な未来像でもない、「自動車が、人類と、そして世界と、共存し得る未来 像」をつむぎだそうとして、一所懸命に書いてるわけです。その途上で、ばっ さばっさ、未来が無いと思われる枝を切り捨ててまわったりもしてて、そこら へんはもう、なんかもう、凄惨な感じもしてきちゃったりしましたが。  そんなこんなで、面白いです。知識が得られる解説本としてもまとまってて いい本なのですが、そういう観点からよりも、「自動車のエンスージアストが どのような危機感を抱いているか」とか、「自動車という文化を死なせないた めに自分には何ができるのかを一所懸命考えたらどういう物語ができたのか」 とか、そういう読み方をすると、もっと面白くなる本だと思います。 【紹  介】 猫が好き♪ (PEH01124@nifty.ne.jp, nekosuki@jca.apc.org)
- FENV MES(15):●自然と環境 未来への海図25・北極海 - #00892 VZC03003 安藤 眞 RE:交通>【本】ガソリン車が消える日 (15) 00/12/19 12:45 00888へのコメント nifty:FENV/MES/15/888 へのコメントです。 猫が好き♪ さん、こんにちは(^^)。 > やや。あのたてうちただしがこんな本を書くなんてっ。  ぼくも現役エンジニア時代(というより学生の頃から)たてうちさんの本を 読んで勉強していました(*^^*)。サスペンション設計を志したのは、たてうち さんの影響が大きかったんですよね。 > えー、たてうちただしさんという方は、その昔レーシングマシンデザイナー >として名をあげてた、ような気がする、現在は自動車評論家。代表作は、なん >だったかなあ。MCS はムーンクラフトだし。伊太利屋紫電かなんかかな(すい >ません、安藤さんフォローお願いします(=^_^;=))。  日大理工学部 → 鈴木板金(ベルコレーシング) → SRE(ソサイア ティ・オブ・レーシングエンジニアズ)設立 → 自動車評論家&レーシング マシン・コンサルタント  という経歴ですね。  ベルコ時代は2リッターのGCマシン、コンサルタントになってからは、高 橋国光さんのF2マシンTG280なんかをやっていたようです。  ’90年ごろからは「日本EVクラブ」なるものを立ち上げて、電気自動車 に傾倒していました。それをみてぼくは「どうしちゃったんだろ」と驚いた覚 えがあります。そのわりには一時期、ぼくも日本EVクラブに入っていたこと もあるのですが、すぐに「なんだ、趣味のEVサークルじゃん」と見限ってし まいました(^^;。 > という、もう20年以上一方的に知っているひとが突然書いた本。しかも、い >きなし環境ネタなのでありました。なんかみんなこっちに来ちゃうのねえ。  というわけで、「いきなし環境」でもないんですよ。  確か、初めて鈴鹿でF1が開催されたときに、何を思ったのか鈴鹿まで歩い て行かれて(^^;、そのときから環境のことを真剣に考えるようになったようで す。  読んでみようっと(*^^*)。                         安藤 眞(Ando Makoto)            @RJC(日本自動車研究者&ジャーナリスト会議)
- FENV MES(15):●自然と環境 未来への海図25・北極海 - #00893 VZC03003 安藤 眞 RE:交通>【本】ガソリン車が消える日 (15) 00/12/19 13:15 00892へのコメント nifty:FENV/MES/15/892 へのコメントです。  日大理工の後に、「東大航空宇宙研究所」というのがありましたm(__)m                         安藤 眞(Ando Makoto)            @RJC(日本自動車研究者&ジャーナリスト会議)
- FENV MES(15):●自然と環境 未来への海図25・北極海 - #00895 QYE00420 石塚 知二    交通>【本】すべての自動車人へ 舘内端 (15) 00/12/19 21:40 00888へのコメント 猫が好き♪さん、こんにちは。 》 やや。あのたてうちただしがこんな本を書くなんてっ。  ということで、同じようなテーマの著書をご紹介いたします。 【タイトル】 すべての自動車人へ 【サ  ブ】 自動車の存亡と環境・エネルギー危機をめぐって 【著  者】 舘内端 【発  行】 双葉社 【発行年月】 1999/(奥付に日付明記無し) 【ページ数】 298p 【判  型】 A5ハードカバー 【定  価】 1700円+税 【ISBN】 ISBN4-575-29028-9 C0076 \1700E 【種  別】 自動車評論 【分  野】 交通・車 【目  次】 序        第1章 自動車は、今         欲しいクルマが見つからない         自動車が日本を均質にした         脳梗塞を起こした自動車生産         ジャストインタイムの自動車消費         語れない自動車         かんばん方式の自動車購入         自分だけ良い子になれない環境問題         手を結ぼう         愛の自動車、管理の自動車         商売の道具から愛の対象へ         人間なんて息をして心臓が動いていればよい         役に立たない自動車が本当の自動車         自動車レースを役に立たせるな        第2章 エネルギー問題         現実はスリリングだ         個人を巻き込む自動車変革の嵐         排ガス規制震源地カリフォルニア         排ガス・ゼロ運動に遅れる日本         ノンリグレット・コンセプト         環境ではない。石油問題が米国を動かす         フセインが同乗する米国車         やはり来た脱石油自動車        第3章 自動車評論         「月刊腕時計」         情報の限界性能を検定する         人と自動車の交歓         自動車評論鹿鳴館時代         絶対高級車         ねじれたヨーロッパ車崇拝         商品性評価という名の自動車評論         ヨーロッパ車を日本車に変身させる         自動車評論の高度情報化         過剰こそ自動車         道具から情報へ         上流というスタイルの紹介         ヨーロッパ車啓蒙時代の終焉         物を語る評論からインストラクターへ         自動車部品検定         自動車批評の再生に向かって        第4章         環境問題は私の問題         低公害車時代         次世代車開発を加速させた湾岸戦争         メジャーが動く         トヨタ、ホンダそしてカリフォルニア         ベンツが動く燃料電池車         自動車サミットの開催         信じようじゃないか。自分の問題なのだから         格闘する次世代車         時代遅れのエンジン車感覚         私たちの次世代車を創ろう         この指停まれ2万台クラブ         400億円でメーカーに発注する         会員が会員に奉仕しよう         微笑み返し        第5章 自動車と私たちの未来へ         自動車は誰のものか         99年9月22日にヨーロッパで自動車が止まる         新首都は自動車の通行禁止         かけがえのないものを犠牲にした自動車の自由         自由を得るために不自由になった         自動車はみんなのものだ        あとがき  ということで、第3章あたりは自動車評論がいかに機能したか(あるいはしなかっ たか)が素直に吐露されていて読ませます。そして第4章ではますますマス・プロダ クツ化するであろう次世代車を自動車好きの手に取り戻そうという提案(もちろん夢 物語ですが)をするあたりに舘内さんの真骨頂があります。 》 ネタとしてはハードウェア寄りで、ソフトウェア(自動車の使われ方の変化 》予測とか、新たな使い方の提案とか)は、ほとんどありません。次世代はどう 》いう動力系を搭載するかとか、そういう話を延々とやってる本。あ、自動車の 》ハードウェア的側面といっても、ITS をはじめとする流量調整技術あたりの話 》もほとんどなくて、もっぱら自動車単体のハードウェアの話をしてます。  も、これは自動車好き故のスタンスと理解できます。ITS や共同利用は自動車の墓 場にしか見えない、ときめかないからカットでしょう。上掲書ではITS=政府が道路交 通を管理すること、すなわち自動車が自由を失うことと言い、「クルマは公共交通に なる」「自動車産業は公共事業頼みでゼネコン化する」と喝破しております。あ〜あ 「鉄道の方がCO2 排出が少なくて環境に優しい」とほざいてクルマを目の敵にするバ カ鉄ちゃんに読ませたい。 ○∧ V\ From Sengawa KEIO Line 」 ̄V| 石塚 知二 QYE00420
トップページに戻る