開発>沖縄・泡瀬干潟埋立て計画
沖縄県知事などに対して断念を求める要望書を提出。
・自然環境フォーラム電子会議に登録された発言を、自然環境フォーラムが整形したものです。
・Interwayのボタンをクリックすると、@niftyのInterway経由でログインし、そのリストの先頭
発言に移動します(@niftyのIDが必要→いいわけ)。転載以降の議論の状況をお知りになりた
い場合などにご利用ください。なお、時間が経つと、このリンクは切れる場合があります。
- FENV MES(15):●自然と環境 未来への海図25・北極海 -
+-00867 2000/12/03 猫が好き♪ 開発>沖縄>泡瀬干潟埋立てに抗議
+-00868 2000/12/03 猫が好き♪ RE:開発>沖縄>泡瀬干潟埋立てに抗議
+-00885 2000/12/18 猫が好き♪ 開発>沖縄泡瀬干潟埋立て 2000/12/07
+-00886 2000/12/18 猫が好き♪ 開発>沖縄泡瀬干潟埋立て 2000/12/07 資料
- FENV MES(15):●自然と環境 未来への海図25・北極海 -
#00867 SDI00600 猫が好き♪ 開発>沖縄>泡瀬干潟埋立てに抗議
(15) 00/12/03 15:07 00013へのコメント
みずまやえさんからメイルで頂いた情報です。
=====
============================================================
------------------------------------------------------------
【泡瀬の干潟で遊びましょ!】 2000.12.03.
------------------------------------------------------------
============================================================
◆内容◆
今回は、遊びのお知らせではありませんが… ^^;
@12月4日、沖縄県知事に対し、抗議並びに要請文を提出します。
その際の参加者・並びに賛同団体の募集をしています。
================================
12月1日、沖縄タイムスの一面に
【泡瀬地区埋め立て認可申請へ/藻場保全可能と県】
という見出しの記事が出ていました。
一部抜粋しますと、
中城湾港泡瀬地区の公有水面埋め立て事業で、県は来週中にも
運輸省に対し県事業分の埋め立て認可申請する方針を、三十日ま
でに固めた。自然保護団体が指摘している藻場やクビレミドロな
どの自然環境については、移植により保全可能と判断した。認可
され次第、港湾管理者でもある県は国事業分も含めて埋め立てを
承認し、本年度中に着工する。
(以下略)
------------------------------------------------------
これを受けて、泡瀬の干潟で遊ぶ会では、沖縄県知事に対し
緊急の抗議並びに要請行動を起こすことになりました。
○県知事に抗議並びに要請文を提出に行きます。
日時:12月4日 月曜日 午後3時より。
●参加できる方は、県庁ロビーに2時45分集合。
●抗議、並びに要請に賛同してくださる団体を募集中です。
同時に、可能であればこちらから出すものとはべつに
各関係機関あて抗議文・意見書などの提出をお願いしたいと
おもいます。
《12月4日に抗議・要請する趣旨》
これまでに私たちは、中城湾港泡瀬地区公有水面埋立事業にかかる
環境影響緩和措置や代償措置などについて、多くの疑問が残るため、
事業者に対し繰り返し説明を求めてきました。しかし、これまでに
納得のいく回答は一度もかえってきていません。
なにより、埋め立てたあとの企業誘致などの見通しが立たないまま、
つまり埋立事業そのものの正当性に疑問を残したまま、埋立が開始
されようとしている点は、問題だと思います。
事業者には、公金を使う事業計画への説明責任があります。そこで
これらに対して納得のいく説明がない事への抗議をし、さらに埋め
立て申請の前に説明を行うことを要請します。
正式な文面は現在検討中ですが、賛同いただける団体は、
以下のメールアドレスまで、団体名、代表者名、連絡先などを
お知らせください。
砂川かおり kaorisuna@hotmail.com
どうぞよろしくお願いいたします。
※引き続き埋立認可をする運輸省・ならびに沖縄市に対しても
要請などを行う予定です。
============================================================
このメールはイベント情報を中心に、不定期でお届けしています。
情報を流して欲しいお知り合いをご紹介ください!
また、このメールが不要な方も、下記までご連絡ください。
なお、重複して受け取られた方は、ご容赦ください。
転載歓迎!! 2000.11.15.
送信者: みずまやえ haiyue@nifty.com
============================================================
- FENV MES(15):●自然と環境 未来への海図25・北極海 -
#00868 SDI00600 猫が好き♪ RE:開発>沖縄>泡瀬干潟埋立てに抗議
(15) 00/12/03 22:52 00867へのコメント
続報です。
しかしなんだ、いまだに「移植するから大丈夫」とか言ってるやつってほん
とにいるんだねえ(いるんだねって、そらいるでしょーが(=^_^;=)>おれ)。
=====
============================================================
------------------------------------------------------------
【泡瀬の干潟で遊びましょ!】 2000.12.03.-2
------------------------------------------------------------
============================================================
●「抗議ならびに要請文(案)」を送ります
●賛同団体を募集しています。
----------------------------------------
----------------------------------------
中城湾(泡瀬地区)公有水面埋立事業についての意見書への対応に対する
抗議ならびに要請文(案)
沖縄県知事 稲嶺恵一殿
>泡瀬の干潟で遊ぶ会
沖縄野鳥の会
琉球湿地研究グループ
沖縄環境ネットワーク
環境自治体を育てる市民の会
以上確定団体
*********その他の団体名
新聞報道によりますと、今週中にも中城湾(泡瀬地区)公有水面埋立事業における
県埋め立て分の免許申請を運輸省に行い、その後県は沖縄総合事務局担当分の埋め立
てと合わせて承認する予定との報道がなされました。
しかし、私たちは、これまで今回の埋立事業について環境影響評価が不適切であ
り、再実施が必要であるとの意見書を県や沖縄総合事務局など関係機関に提出してき
ました。そして、県文化環境部や農林水産部(以下県関係部局とします)に対して
は、私たち自然環境保全に係る市民団体などとの意見交換の場を設けてほしいとの要
望書も提出してきました。しかしこの要望に対して明確な回答がないままに県関係部
局はこの事業に対しての意見を提出したことになります。
たとえば、埋立予定海域の大部分が『自然環境の保全に関する指針(沖縄島域)』
(平成10年、沖縄県)において、最も評価の高いランク1(自然環境の厳正な保護を
図る区域)に区分されていることから、その保全策について慎重な審議を求めてまい
りました。しかしながら、これらの事項について県担当部局がどのような議論を行
い、結論を下したのかまったく不透明であり、甚だ遺憾です。
また、この事業は、総額655億円(平成11年9月現在)という県民・国民の税金を
使った公共事業です。全国的に公共事業の見なおしが行われている中、1980年代バブ
ル期に策定された土地利用計画が一度の変更もなくそのまま実行されることに、私た
ちは深い疑問を持ちます。さらに、先の新聞報道(琉球新報10月7日)によれば、県
副知事は土地利用計画の見直しを示唆したとされています。事業の開始以前にすでに
土地利用計画の見直しを示唆すること自体、現行の土地利用計画の破綻を意味してい
ると考えざるをえません。
したがって、現在の事業計画は一旦凍結し、土地利用のあり方からこの事業を抜本
的に見なおすことが妥当と考えます。
さらに、海草移植に関して、米国の専門家は「泡瀬海域で行われている部分的な海
草移植実験の結果によって何ヘクタールもの海草場移植プロジェクトを正当化するこ
とはデータのひどい拡大解釈であり、移植による海草場の保全は困難」と指摘してい
ます。それにもかかわらず、事業者が海草場保全のめどがついたと考えることは理解
に苦しみます。
以上のように、泡瀬地区埋立事業には疑問点が多々あり、これらの疑問点につい
て、県関係部局及び事業主体である県・国は説明責任があると思います。つきまして
は埋立許可承認を行う前に、以下の事項についての明確な説明を求めます。
1)県文化環境部および農林水産部に対して、泡瀬地区埋立事業に対しての審議過程
の公開と、それに対する質問・意見交換の場を設けることを求めます。
2)事業主体である県及び沖縄総合事務局に対して、現行の土地利用計画の妥当性に
ついて明確な説明を求めます。
3)事業主体である総合事務局に対して、海草移植やクビレミドロ移植にあたり助言
を得ているとされる専門家の方も同席の上、これらの環境保全対策のめどがついたと
する根拠についての説明を求めます。
以上
-----------------------------------
●12月4日午後3時、緊急要請行動を行います。
(沖縄県知事にこの文書を届けます。)
参加可能な方は、2時45分までに県庁ロビーに集合願います。
●ご賛同いただける団体は、至急下記までご連絡ください。
「泡瀬の干潟で遊ぶ会」事務局 砂川かおり
kaorisuna@hotmail.com
Fax (098)937-4724
============================================================
このメールはイベント情報を中心に、不定期でお届けしています。
情報を流して欲しいお知り合いをご紹介ください!
また、このメールが不要な方も、下記までご連絡ください。
なお、重複して受け取られた方は、ご容赦ください。
転載歓迎!!
みずまやえ @泡瀬の干潟で遊ぶ会 企画・広報
haiyue@nifty.com
============================================================
- FENV MES(15):●自然と環境 未来への海図25・北極海 -
#00885 SDI00600 猫が好き♪ 開発>沖縄泡瀬干潟埋立て 2000/12/07
(15) 00/12/18 20:19 00867へのコメント
みずまやえさんからメイルで頂いた情報です。機種依存文字(丸つき数字)
を置き換えました。
=====
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
------------------------------------------------------------
【泡瀬の干潟で遊びましょ!】 2000.12.7.
------------------------------------------------------------
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
◆内容◆
(1) ご協力お願い!
(2) ミーティング参加者募集
(3) 真夜中の採集大会!
(4) 運輸大臣への要請行動
(5) 雑誌の紹介 「いゆまち」第31号 泡瀬特集
《附:資料》◎沖縄県知事と県議会宛、要請書・陳情書
◎12月7日付沖縄タイムス論壇掲載 水間の投稿原稿
(オリジナルのため、掲載文章と若干異なります。)
============================================================
(1) ご協力お願い!
前回のメールで今週中にも県は運輸省に埋立免許の申請をおこなうとの
新聞報道をお知らせしましたが、12月4日付で、埋立免許の
申請が出されたそうです。
県事業分の約10ヘクタールが認可され次第、
港湾管理者でもある県は国事業分177ヘクタールを含めて、
埋め立てを承認し、埋め立て事業を開始する予定だということです。
みなさま、ぜひ、思いを込めた手紙を以下の関係部局へ送ってください。
あるいは、こちらに掲載した要請文と、それに賛同する旨の手紙を
送ってください。
どうぞよろしくお願いいたします。
●県知事公舎秘書室
FAX:098−860−1453
●沖縄県議会議長 伊良皆煖g
FAX:098−866−2710
その写しを、
●「県政記者クラブ」(今月の管理者は琉球新報)
FAX:098−865−5174
または、
沖縄タイムス
FAX:098−860−3483
E-mail:mikiko@okinawatimes.co.jp
琉球新報 FAX:098−861−6444
それから、
●泡瀬干潟で遊ぶ会
FAX:098−937−4724 砂川方
E-mail:kaorisuna@hotmail.com
へも送ってください。
県知事や、県議会に提出した文書を添付します。
========================================
(2) ミーティング参加へのお誘い
毎週一回、金曜日の夜に泡瀬埋め立て問題対策会議(?)を
行っています。積極的に保全活動にかかわりたいとお考えの方は、
是非ご連絡ください。
ミーティングは夜7時から、沖縄市高原でおこなっています。
=======================================
(3) 真夜中の採集大会
[呼びかけ人:長田英己さん(@泡瀬の干潟で遊ぶ会)からのメールを一部改変]
来週は夜中に大潮となり、一年でももっとも潮の引く時期です。
そこで、泡瀬干潟で『真夜中のビックな生き物採集ウォーク』を何回か行う予定で
す。
とりあえず最大に引く、12月12日の深夜にウォークしましょう。
目的:貝類を中心とした底生生物を採集する。これらの貝類は山口貝類博物館あ
るいは国立科学博物館に、すでにある標本と共に最終的には泡瀬コレクションとし
て
収めること。それから、予算的な目処はまったくないのですが、収める前に、
泡瀬コレクションを写真に撮り『泡瀬コレクション本』を作りたい。
そこで参加者のみなさんには、採集物の幾つかを提供していただければ幸いで
す。
ただこれは参加の義務ではありません。
我こそはと思う方、名乗りを上げてください。
-------------------------
と、いうわけで、一般の観察会と違い、解説はありません。
行ってかえるまでの責任をとれる方、
ひとりで楽しめる方、ばりばり貝を掘れる方!、大募集!!
集合時間・場所は、決まり次第お送りいたしますが、
11時頃にいつものココボンゴ前と思われます。
================================================
(4) 運輸大臣への要請
ついに、メンバー上京か?
誰が行くのかまだ決まっていませんが、日本湿地ネットワークの総会と
公共事業を考えるシンポジウムに合わせて来週末付近か、運輸省の動きに
よっては来週はじめになる模様。
資金繰りが厳しそうです(^_^;)
================================================
(5) 雑誌の紹介 「いゆまち」第31号 泡瀬特集
特集「泡瀬干潟埋め立て問題を問う!」(1)
藤井晴彦「泡瀬干潟アセスを疑問に思うこれだけの理由」
長田英己「沖縄における干潟・海草場の現状」
砂川かおり「国際湿地シンポジウムをとおして」
●あいさつ
仲宗根正和「21世紀展望し、沖縄市東部海浜開発計画を推進する」
辻 淳夫「今なら間に合う。泡瀬干潟を残してこそ『自然と共生する観光文化都
市」
シンポ参加者のアンケート
●定価1050円(税込み)
●「いゆまち」泡瀬干潟特集号の問い合わせは、
電話098―874―5040か、
ファックス098―879―8943か、
メールiyumach@m11.alpha-net.ne.jp
でお願いいたします。
===================================================================
《附:資料》
沖縄県知事への抗議、並びに要請文、
沖縄県議会議長への陳情
東部海浜開発計画の問題点
以上。
============================================================
このメールはイベント情報を中心に、不定期でお届けしています。
情報を流して欲しいお知り合いをご紹介ください!
また、このメールが不要な方も、下記までご連絡ください。
なお、重複して受け取られた方は、ご容赦ください。
転載歓迎!!
送信者: みずまやえ haiyue@nifty.com
============================================================
- FENV MES(15):●自然と環境 未来への海図25・北極海 -
#00886 SDI00600 猫が好き♪ 開発>沖縄泡瀬干潟埋立て 2000/12/07 資料
(15) 00/12/18 20:19 00885へのコメント
みずまやえさんからメイルで頂いた情報です。機種依存文字(併合文字)を
置き換えました。
=====
-------------------知事に対する抗議・要請-------------------------
2000年12月4日
中城湾(泡瀬地区)公有水面埋立事業についての
意見書への対応に対する抗議ならびに要請
沖縄県知事 稲嶺恵一殿
泡瀬の干潟で遊ぶ会
沖縄野鳥の会
琉球湿地研究グループ
沖縄環境ネットワーク
環境自治体を育てる市民の会
漫湖自然環境保全連絡協議会
前略
貴職におかれましては、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
ところで、新聞報道によりますと、沖縄県は今週中にも中城湾(泡瀬地区)
公有水面埋立事業における県埋め立て分の免許申請を運輸省に行い、その
後県は沖縄総合事務局担当分の埋め立てと合わせて承認する予定との報
道がなされました。
しかし、私たちは、これまで今回の埋立事業について環境影響評価が不適
切であり、再実施が必要であるとの意見書を県や沖縄総合事務局など関係
機関に提出してきました。そして、県文化環境部や農林水産部(以下県関係
部局とします)に対しては、私たち自然環境保全に係る市民団体などとの意
見交換の場を設けてほしいとの要望書も提出してきました。しかしこの要望に
対して明確な回答がないままに県関係部局はこの事業に対しての意見を提
出したことになります。
たとえば、埋立予定海域の大部分が『自然環境の保全に関する指針(沖縄
島域)』(平成10年、沖縄県)において、最も評価の高いランク1(自然環境の
厳正な保護を図る区域)に区分されていることから、その保全策について慎重
な審議を求めてまいりました。しかしながら、これらの事項について県担当部局
がどのような議論を行い、結論を下したのかまったく不透明であり、甚だ遺憾です。
また、この事業は、総額655億円(平成11年9月現在)という県民・国民の税
金を使う公共事業です。全国的に公共事業の見なおしが行われている中、1980
年代バブル期に策定された土地利用計画が抜本的な変更もなくそのまま実行
されることに、私たちは深い疑問を持ちます。さらに、先の新聞報道(琉球新報
10月7日)によれば、県副知事は土地利用計画の見直しを示唆したとされてい
ます。事業の開始以前にすでに土地利用計画の見直しを示唆すること自体、
現行の土地利用計画の破綻を意味していると考えざるをえません。
したがって、現在の事業計画は一旦凍結し、土地利用のあり方からこの事業
を抜本的に見なおすことが妥当と考えます。
さらに、海草移植に関して、米国の専門家は「泡瀬海域で行われている部分
的な海草移植実験の結果によって何ヘクタールもの海草場移植プロジェクトを
正当化することはデータのひどい拡大解釈であり、移植による海草場の保全は
困難」と指摘しています。それにもかかわらず、事業者が海草場保全のめどが
ついたと考えることは理解に苦しみます。
以上のように、泡瀬地区埋立事業には疑問点が多々残されております。
事業主体である県・国が十分な説明責任を果たさないまま事業を推進している
ことに抗議するとともに、以下の要請を行います。
1)これまで私たち自然保護団体が指摘した環境影響評価の不備と環境影響
緩和措置について、事業によって環境に影響がないと判断された根拠を科学
的に説明して戴きたい。
2)事業主体である県に対して、現行の土地利用計画が妥当であると判断した
根拠についてついて明確に説明して戴きたい。
以上
この文書に関しての問い合わせ先
泡瀬の干潟で遊ぶ会事務局
砂川かおり
〒904‐2163
TEL/FAX 098‐937‐4724
E‐mail kaorisuna@hotmail.com
「中城湾(泡瀬地区)公有水面埋立事業についての意見書への対応に対する
抗議ならびに要請」に賛同します。
中嶋栄子・大岡香織 (諌早干潟緊急救済東京事務所・藤前干潟を守る会)
ジャレル・ダグラス(名古屋女子大学)・中島とし子
=====
-----------------------県議会への陳情-------------------------
平成12年12月6日
沖縄県議会議長
伊良皆吉 殿
(住所) 沖縄県大里村高平132-2
(団体名) 琉球湿地研究グループ
(代表) 藤井晴彦
「中城湾港(泡瀬地区)公有水面埋立事業の問題点」に関する陳情
中城湾港(泡瀬地区)公有水面埋立事業については、環境影響評価が不適
切かつ不十分である、土地利用計画がバブル期に立てられているため根本的な
見直しの必要があるなど
の問題点が多く指摘されています。しかし、事業主体である県や国からは、県民
に対していまだに十分な説明がなされていません。そのように疑問を抱く県民の
声を無視した形で、平成12年12月4日付けで、沖縄県は県担当分に関して埋立
申請を運輸省に行いました。運輸省からの埋立が認可されると、その後沖縄総
合事務局担当分の埋立とあわせて埋立を承認するとの報道もなされています。
このまま問題点を十分に議論することなく、事業が推進されるならば、私たち沖縄
県民の未来に取り返しのつかない禍根を残すことになります。 つきましては、
下記により陳情いたしますので特段のご高配をお願いいたします。
記
1. これまでに市民団体が提出した意見書に対して明確な回答を求めます。
これまでに環境保全に係わる市民団体は、関係部局などに対して『泡瀬埋め
立てに係わる 「公有水面埋め立て承認に関する意見」提出の際の環境保全
NGOとの事前調整及び慎重な取り扱い等の実施について(要請)』などの意見
書を提出してきました。これらの意見書に対して明確な回答はいまだにありません。
2. 環境影響評価書における鳥類調査法の妥当性と出島方式による保全対
策の有効性について、専門家による説明を求めます。
泡瀬干潟は、現在沖縄本島においてシギ・チドリ類などの渡り性水鳥類の最
大の渡来地(中継地及び越冬地)となっています。また、県内では宮古島与那
覇湾に次ぐ規模でもあります。このような鳥類及びその生息環境の実態把握と
埋め立て事業による影響について、事業者は環境影響評価書における鳥類調査
方法は妥当であり、出島方式による保全対策も有効であるとしています。しかし、
影響評価においては科学的な根拠が示されていません。
3.事業者は、専門家からの指導を受け、海草移植実験を実施し海草保全対
策が確立したとしています。確立したとする科学的根拠について、その専門家
による説明を行うこと求めます。
海草移植に関して、米国の専門家は「泡瀬海域で行われている部分的な海草
移植実験の結果によって何ヘクタールもの海草場移植プロジェクトを正当化
することはデータのひどい拡大解釈であり、移植による海草場の保全は困難」と
指摘しています。国や県は専門家と協議しながら事業を推進すると言っています
が、このような指摘に対して専門家といわれる人からの説明はなされていません。
4.土地利用計画の妥当性を明確に説明することを求めます。
当事業は、総額655億円(平成11年9月現在)という県民・国民の税金を使う
公共事業です。全国的に公共事業の見なおしが行われている中、1980年代
バブル期に策定された土地利用計画が抜本的な変更もなくそのまま実行され
ることになります。先の新聞報道(琉球新報10月7日)によれば、石川沖縄県
副知事は土地利用計画の見直しを示唆したとされています。事業の開始以前
にすでに土地利用計画の見直しを示唆すること自体、現行の土地利用計画の
破綻を意味していると考えざるをえません。 また、土地利用に計画されている
ホテルや商業地域、リゾートオフィスに進出予定の企業は、現段階で全くありませ
ん。
5.費用対効果の予測を明確に説明することを求めます。
「中城湾港(泡瀬地区)公有水面埋立事業」について、その経済効果の算定
根拠となっている「沖縄市東部海浜開発に伴う社会経済波及効果測定調査報
告書」(沖縄市東部海浜開発局・沖縄計画研究所)は、平成5年11月策定のもの
です。内容は、例えばホテル1室あたりの年間売上が1,000万円と評価されてい
ます。このような評価は、沖縄の経済状況に則したものではありません。
6. 埋立事業および基盤整備にかかる総費用、沖縄県、沖縄市が埋立用地を
買い取る金額(予定)、埋立予定地の公共施設建設にかかる費用、それらに対
する沖縄県と沖縄市の負担額をそれぞれの項目について明確に説明することを
求めます。
私たち市民は、当事業にどれほどの予算が割り当てられるかを明確に知らされ
ておりません。埋立事業および基盤整備にかかる総費用、沖縄県、沖縄市が
埋立用地を買い取る金額(予定)、埋立予定地の公共施設建設にかかる費用、
それらに対する沖縄県と沖縄市の負担額をそれぞれの項目について明確に説
明することを求めます。
7.埋立の主目的は中城湾港の浚渫土砂処分とされています。その根拠となる
FTZ計画の進捗状況と実効性、浚渫及び埋立の必然性を明確に説明することを
求めます。
8.県文化環境部や農林水産部が提出した意見書を公開することを求めます。
中城湾港(泡瀬地区)公有水面埋立事業に関して行われた意見聴取に対して、
県文化環境部及び農林水産部が提出した意見書を公開することを求めます。
9.上記の事項を含めた問題点や疑問点について、事業者、関係団体、市民団体、
そして一般市民、が参加し、事業についての疑問点や問題点を事業者が説明し、
参加者と議論する場を設けることを求めます。
10.上記の事項を含めた問題点や疑問点が明らかにされるまでは事業申請
手続きをいったん中断することを求めます。
=====
(県議会への陳情については、同様の文面で泡瀬の干潟で遊ぶ会、
沖縄環境ネットワーク、沖縄県高等学校障害児学校教職員組合、
環境自治体を育てる市民の会、漫湖自然環境保全連絡協議会からも
提出されています)。
本紙一一月二四〜二六日付「東部海浜開発変わる干潟〜埋立の是非」を拝
読。「埋め立てられるところは干潟ではない」との見解を当真氏は示されてい
るが、実際に泡瀬干潟を歩いている者として、私は違った見方をしている。読
者のみなさまのご参考になればと思い、ここで申し上げたい。
地元からの要望で干潟を残すよう「出島方式」となったことは確かだが、岸
からわずかに一五〇〜二百メートルしか離れておらず、泡瀬干潟全体が残ると
はいえない。浜下りの頃には干潟は岸から少なくとも五百メートル以上の幅を
もって現れるし、冬場の夜の大潮には、さらに沖までひく。また、環境影響評
価書にも、「埋立計画地周辺には五百m〜一千mで帯状に干潟が形成されている」
と明記されている。
次に気がかりなのは、水質の悪化についてである。同記事には中部一帯の汚
水が泡瀬に流出している、とある。どれくらいの量が流入しているのか、ご存
じの方はお教え願いたいところだが、その下水も、干潟の生物たちによって浄
化されていること知って欲しい。干潟や浅い海には多くの二枚貝がすみ、水に
漂う細かな栄養分をこしとって食べている。こしとられた栄養分は水に溶けに
くい形の糞として排出され、また他の生物の栄養となるのである。一説では、
アサリ十三個で、都市生活を送る人が一日に出す三百リットルの水を浄化でき
るそうだ。海に下水を流し続けることは問題だが、広大な干潟や浅海域を埋め
立てると、周辺部の水質は悪化し、まさに「下水道」のようになるのではない
かと心配である。
たとえば、隣接する新港地区で残された「干潟部分」の水質は埋立前後でど
のように変化しただろうか。見たところ、埋立地周辺の海水の色は変わってし
まっている。また、渡り鳥の多いことで有名な福岡県和白干潟(博多湾)の埋
立では、岸から2キロ離れた人工島とすることで、干潟は残された。潮の流れ
も考慮して、他の陸地に接近している部分には百〜六百メートルの水路が設け
られている。それでも干潟の環境は悪化しているという。岸からわずかしか離
れていない当計画で、水質は維持されると言われても、にわかに信じることは
できない。
東部海浜開発計画は、隣接する新港地区整備に伴う浚渫土砂の処分場として
一気に具体化した。しかしこの「処分場」は、ただでは手に入らない。県議会
では、国施工部分は県が二一三億円で買いとり、そのうち七〇パーセントを沖
縄市に一八四億円で売却するという方針が示された。誰もが入れる海を埋めて
私有地にするために血税が注がれ、その土地が売れ残った場合には、さらに沖
縄市民の税負担となる可能性がある。そして現在、ここに入る企業の見通しは
立っていないという。
泡瀬干潟の生物多様性は世界に誇れるものであると確信する。渡り性水鳥の
渡来数が沖縄本島で一番多い点を考えてみても、地球的規模で重要な湿地の一
つといえるだろう。
かけがえのない泡瀬干潟を保全し、観光資源として活かすことこそ、沖縄市
をはじめ中部域の発展につながるのではないだろうか。失うものと、手に入れ
るものが何なのか、改めて考えて欲しい。
<トップページに戻る>
|