鯨>で、反捕鯨派は鯨をいったいどうしたいの?
反捕鯨派に問う! 増えすぎちゃったらどうするの?
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+-732 2000/10/07 fish 捕鯨>鯨をどうしたいのか?
+-733 2000/10/07 猫が好き♪ RE:捕鯨>鯨をどうしたいのか?
+-745 2000/10/11 fish RE:捕鯨>鯨をどうしたいのか?
+-746 2000/10/11 猫が好き♪ RE:捕鯨>鯨をどうしたいのか?
| +-747 2000/10/11 fish RE:捕鯨>鯨をどうしたいのか?
+-752 2000/10/13 くわがた RE^2:捕鯨>鯨をどうしたいのか?
+-756 2000/10/13 fish RE:RE^2:捕鯨>鯨をどうしたいのか?
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#732 MHG00726 fish 捕鯨>鯨をどうしたいのか?
(14) 00/10/07 15:49 004へのコメント
え〜、久々お話しさせてもらうfishです。
捕鯨、反捕鯨って主張はいつもかみ合ってないと感じています。
で、話がややこしくなるのでこれまで言われてきている、歴史的
背景やベトナム戦争と反捕鯨をリンクさせた話とか、政治と所謂
環境保護団体の人たちの共通の利益的結びつきとか本来鯨の生存
存続と本質的に関係ない話はおいといて...
反捕鯨派?の人たちっていったい鯨をどうしたいのでしょうか?
鯨は資源的に捕獲しても充分な科学的に再生産可能な生存数量に
達したら商業捕鯨は再開しても良いのか? 野生動物は可能な限
り自然のままに再生産さすってのが基本ですが、それでも食べた
いって人もいるのに...とにかく漁っちゃダメ!ていうことなのか
ここが一番しりたい事です。
調査捕鯨をしている日本が主張するデータに反論する科学的な
数字ってあるのか? データが自体が根拠がないと言う主張は
置いといて、非難だけじゃなくて独自の科学的データってのが
存在するのでしょうか? これが2番目です。
以下は趣味的、個人的思い入れですので読み飛ばして下さい。
私は鯨は食べたい派ですがシロナガス、ナガス、イワシ鯨ぐら
い迄で、生なら許せるけど冷凍のミンクなんて食べたくない。
基本的に食べたいのはの尾の身とヒャクヒロぐらいですネ。
出来ればミンクなんてやめてDNAの保存だけして、既に種と
しては回復不能な状態にあるシロナガスを生きているうちに
(自分も含めて)味わいたいと切望しています。
鯨が日本の伝統的食文化ってのは(一部の地方を除いて)信じ
られないし、鯨食べないようになった=生活が向上したとしか
思えません。 それとあの鯨の食害ってのはウソッパチですね。
最近はニシンを補食しているのが多いと業界ではもっぱらの話
ですけど、結局人間様がイワシのような小魚をミール用に漁り
過ぎたせいなンですね..これは(これ科学的根拠はありません、
強いて言えば業界の常識ってとこ)。
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#733 SDI00600 猫が好き♪ RE:捕鯨>鯨をどうしたいのか?
(14) 00/10/07 19:19 732へのコメント
fishさんどうも。えーとおれは別に反捕鯨側を代表してるわけじゃないんで
そのつもりで読んで欲しいのですが。
*
| 鯨は資源的に捕獲しても充分な科学的に再生産可能な生存数量に
| 達したら商業捕鯨は再開しても良いのか? 野生動物は可能な限
| り自然のままに再生産さすってのが基本ですが、それでも食べた
| いって人もいるのに...とにかく漁っちゃダメ!ていうことなのか
| ここが一番しりたい事です。
これ、ついこないだも某所で聞かれた(=^_^;=)。で、と。
ミンクについては、増えてるって主張してる人々もいるけど、増えてるかど
うかわからないって説もあるし、増えてるって説にしても頭打ち状態みたいだ
し、これ以上増えることがあるのかどうかは疑問。
で、このあたり、前提がなんかよくわかんないです(某所で聞かれた疑問の
場合は、そのあたりがもうちょっとクリアだった。「食害論」を前提として、
鯨類を減らさなければならなくなったらどうするつもりか、という設問だった
ので)。
で、増えるかどうかって話をするなら、シロナガスをはじめとする鯨類の中
でも大型で以前にむちゃくちゃ捕獲された種のものを念頭に置いているのだろ
うと思います。その後の部分もあわせて考えると、そういう意味ですよね。そ
う理解して話を進めます。
で、将来どーすっかということですけど、現時点で海洋生態系は、過剰漁獲
問題のほかにも、オゾン層破壊による紫外線被曝問題(植物性プランクトンが
直撃を受け、生態系ピラミッドの最下層が壊される可能性が高く、上が総崩れ
になる可能性がある)やら化学物質汚染問題やらを抱えており、あまり健康な
状況ではありません。また、鯨類って大型哺乳類ですから、たいした増加率が
期待できる生物でもありません。
というわけで、短期的に海洋生態系が健康を回復するとも思われず、鯨類も
あまり健康な状況にいるとは思われず、利用には極めて慎重であるべきだろう
と思います。
鯨類、特に激減した鯨種に関して言えば、「捕獲禁止」あたりだけで充分な
保護かどうかは疑わしいのですが、特に他の保護政策があるわけでもない、と
いう手づまり状態と言えます。
まあいつか遠い未来に、シロナガス・ナガス・イワシクジラあたりの資源量
が回復する時代が来るかもしれません(そんな時代は来ないかもしれませんけ
ど)。でも、もしそういう日が来るとしても、たぶんそれは、ぼくらの世代の
話じゃないです。
その時になって捕鯨を再開するかどうかは、その時代の人々が考えれば良い
ことで、今考える必要はないし、今考えてもあんまし意味がないような気がす
るんですよね。
よって、「現段階でそんな遠い日のことを考える必要はあるまい」というの
がおいらの考え。
ま、「増えたら捕ってもいいんじゃないのぉ」と答えるあたりが、このよう
な質問への回答としてはいちばんスマートなのかもしれない。どうせ近々に増
えるわけはないのだから、いずれにせよ「増えたら」という条件が、ぼくらの
世代の間に満たされることなんかあるわけないのだし、「増えたら捕ってもい
い」と答えてしまえばそこで議論は終わりになる。ま、ミンクがらみで、いら
ん揚げ足取りをしそうな一群の人々もいるので、そこらへんは警戒しとかなけ
ればならないけれども。
ただまあ率直なところ、そういうわけで、「今考えてもしょーがないんじゃ
ないのぉ。そんなのは子孫の世代にまかしときゃいいのよ」というのが、おい
らの感覚だったりするので、そう答えることにしてます。
*
| 調査捕鯨をしている日本が主張するデータに反論する科学的な
| 数字ってあるのか? データが自体が根拠がないと言う主張は
| 置いといて、非難だけじゃなくて独自の科学的データってのが
| 存在するのでしょうか? これが2番目です。
えーと、これ、ちょっと上でどろすけさんへの回答でも書いてるのだけど。
おれはあまりここらへんについて詳しくはないので、まあ、しばらくレスが
つかないかどうか見た上で信頼性判断をしてほしいんですが(大胆に間違って
いたら、誰かから修正がつくでしょう)。
まず、IWC で扱われているデータのほとんどは、調査捕鯨による知見に基づ
くデータではないんですってば。
棲息数推計などは、IDCR(国際鯨類調査10ヶ年計画、とかなんとかいう目視
調査)及びそれを引き継いだ調査によるデータです。調査の具体的労力は、そ
のかなりの部分(あるいはほとんど全ての部分)を日本が提供しているようで
すが、これは調査捕鯨とは無関係な、全く別の調査なんです。
そういうわけで、データは、必ずしも調査捕鯨によって得られているわけで
はないこと(調査捕鯨で得られたデータに基づいてさまざまな議論が行なわれ
ているわけではないこと)、日本側が生データを独占しているわけでもないこ
と、を、いまいちど確認してください。
それから、棲息数調査などのデータですが、そのデータに意味があるかどう
かといった論点で争われているわけではありません。IDCRおよびその後継調査
はIWCが主体的にやってるものなんで、IWCがそのデータを無視するわけがあり
ません。
で、どう言えばいいのかよくわかりませんが、「データの信頼性をめぐって
の争いがある」わけじゃなくて、「データの解釈をめぐって争われている」と
いう感じだと、ぼくは受け止めています。
別にデータそのものは、単なるデータなんで、データが捕鯨推進側に味方す
るとか、反捕鯨側に味方するとか、そういうことはないわけです。そのデータ
をどう解釈するか、というところが論点になり、そこんところで論戦してるわ
けで。
たとえば「76万頭問題」。
6年6海域のデータは、厳然としてあるわけですよ。それを全否定するひと
は、少なくとも IWC科学委員会レベルでは、いないんじゃないでしょうか(精
度限界なども含めての話)。
ただ、「その6年6海域のデータの中央値を加算して76万1000頭という数字
にすること」の是非については、それを良しとする側もいれば(主として捕鯨
推進側)、ダメとする側もいます(主として反捕鯨側)(*1)。
また、その数字が、ほぼ確実にその数は棲息するという数字だと解釈して最
低値のように扱う側もいれば(主として捕鯨推進側)、もともとの測定限界な
どから鑑みて目やす程度の数字にすぎないと解釈する側もいます(主として反
捕鯨側)(*2)。
なお、次の棲息数推定の見直しは2001年に行なわれるらしいです(*3)。
*1 この調査は1982年頃からはじまり、紆余曲折の末、1990年だったかな、
の IWCで「包括的資源評価」としてまとめられました。で、これは、そ
ういうわけだから「1982〜1989年調査に基づく状況認識」という意味あ
いのものです。「1990年の包括評価の結果」というのは、そういう意味
なわけ。
それを加算すると「1990年には南極海にこれだけミンクがいた」という
誤解を招く、ちゅう指摘があるわけですが、実際加算して「76万頭」と
言っている側は、ぼくには「積極的にその誤解を引き起こそうとしてい
る」ように見えます。
*2 同じ6年6海域の生データから、95%信頼限界(という統計的考え方)
で計算すると、最小値合計が51万4000頭、最大値合計が 113万8000頭に
なります。95%の確率で棲息数はこのレンジにおさまるだろう、という
ものです。
データのもともとの意味はそうなんですが、「76万1000頭」という極め
て具体的な数字のイメージからは、かなり距離があると思いませんか。
*3 2000年の IWCでは、「(1990年の包括的資源評価は)もはや現在のミン
ククジラの推定生息数として適当でない」と確認されたとのこと。まあ
統計的指標ですから、新たな知見によって過去の知見が修正されること
はあるでしょう(詳細は、この会議室の#514を参照のこと)。
日本側はよく「日本側が主張した科学的根拠が感情的に否定された」などと
主張しているのですが、具体的にどういうことを意味してそう言っているのか
が、ぼくにはよくわかりません。
日本側が示した科学的根拠が無碍に否定された、ということは、たぶん現実
としては存在しないでしょう。
ある同一の、議論のベースとなるデータをもとに議論をしていて、その解釈
論の範囲で、日本側の主張に説得力がないと判断され否定されたことは、いっ
ぱいあるでしょうけど、でもそれは「科学的根拠を否定された」というのとは、
話がぜんぜん違うと思うんですよね。それってばもうほとんど話のすりかえに
近い、悪質なレトリックです。
だから、「対立する側はデータを持っているのか」というのは、そもそも質
問として成り立たないように思う。データは、両サイドとも、基本的には同じ
ものを持っており、それをもとに議論をしているのですから。
なんかこのあたり、「反捕鯨側は感情的で科学を無視する連中である」とい
う捕鯨推進側の情報操作がいまだに強力に作用しているなぁ、としか思えない
んですけど、いかがでしょうか。こんなんで回答になってますか。
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#745 MHG00726 fish RE:捕鯨>鯨をどうしたいのか?
(14) 00/10/11 11:21 733へのコメント
猫さん レス有り難う、遅くなってすみません。 久しぶりですネ。
■ま、「増えたら捕ってもいいんじゃないのぉ」と答えるあたりが、
このような質問への回答としてはいちばんスマートなのかもしれない
〜(中略)〜 その時になって捕鯨を再開するかどうかは、その
時代の人々が考えれば良いことで、今考える必要はないし、今考えても
あんまし意味がないような気がするんですよね。■
いろんな条件かませないで、まぁこんな感じなら心情的に似たようなモン
って気がするし大した差はないように思えちゃう。 二つ目の資源量?の
評価の問題さえクリアーされたら、可能性の問題として捕鯨は可と言う事
になるわけでしょう....でも本当にそうなンでしょうか?
捕鯨派?には無いと言うか、もうちょっと違うニュアンスで、鯨という
野生動物に特別な思い入れ、考え(思想?)が反捕鯨派にはあるような気
がします。 その辺の話を聞けたらと考えて発言した、これが本音です。
無いンだったら話はここまでで良いンだけど....。
データの解釈の問題については個人的には、比較的反捕鯨派寄りの考えを
もってます。 魚屋や官庁の人間が自然保護の観点からデータに取り組む
なんて考えられない。 保護派が考える事は過剰かもしれないがまぁ自然
にとっては魚屋考えるより悪い結果になるとは思えないからデス。
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#746 SDI00600 猫が好き♪ RE:捕鯨>鯨をどうしたいのか?
(14) 00/10/11 11:49 745へのコメント
えー、このまま行って果たして激減した種の鯨類が再生できるのかっつうあ
たりについては大いなる疑問があるわけですが、それはさておき。
*
反捕鯨側つってもいろんなひとがいます。ま、愛犬家が一部の国にある犬食
文化に眉をひそめるように、鯨食文化やら捕殺やらに眉をひそめる愛鯨家とい
うのも、たぶんいるでしょう。
おれは現物には会ったことがなく、実在するかどうかについては微妙に疑問
を持っているのだが、ファナティックとも言える、ちょっとついていけん反捕
鯨派も、話を聞く限りではいるらしい。
つうか、それが主流かどうかはとにかくとして(非主流であると断言するわ
けにもいかんのだが)、世の中いろんなひとがいますから、鯨教信者みたいな
ひとだって、確実に存在はしているだろうと思います。
反捕鯨側が捕鯨問題について誰かにアプローチする場合、相手が、たとえば
鯨研や捕鯨協会や水産庁のような「情報操作をする側」「確信犯」であるのか、
それとも利害関係なき一般市民のような「情報操作をされた側」「そこはかと
ない反反捕鯨」であるのか、見極めることが重要だと、最近思ってます。
長年捕鯨問題を眺めてきて思うことは、「捕鯨推進側」つーても決して一枚
岩ではなく、いろいろなひとがおり、そのひとの問題意識に適合するかたちで
話をしなければ通じないんだということだったりしますね。
同時に、反捕鯨側ではないひと(捕鯨推進側を含む)が反捕鯨側にアプロー
チする場合に、相手がどういうフェイズの反捕鯨派なのかを見極めることが必
要なんじゃないか、という気もしてます。
自然保護という観点からの反捕鯨もいますし、政治的事情による反捕鯨もい
るでしょう。動物愛護の観点からの反捕鯨だって、鯨教信者的反捕鯨だって、
よくわからんけど反捕鯨というひとだって、いるんじゃないでしょうか。反捕
鯨側だって一枚岩ではないわけで、そのひとの問題意識に適合するかたちで話
をしないと、対話は成立しないんじゃないかっつう気がしてます。
自然保護の観点からの反捕鯨派に、鯨教批判をぶつけても、「は?」とか言
われるのがオチなような気がする(でも、「反捕鯨派は全部鯨教信者」みたい
な強烈な情報操作って、あるような気がするのよね)。
このあたり、「相手が実はどういう人々なのか」というのを、相互によく知
らないままモメてるんでないか、という印象は強い。
ま、そのあたり、「相手方の多様性」みたいなもんを広い範囲で確認できる
といいな、とか思ってます。はい。
- FENV MES(14):●自然と環境 未来への海図24・南極海 -
#747 MHG00726 fish RE:捕鯨>鯨をどうしたいのか?
(14) 00/10/11 16:53 746へのコメント
えらい、レスの早さで驚きと感謝デス。 on書きなんでしょうネこれって。
■このあたり、「相手が実はどういう人々なのか」というのを、相互によく知
らないままモメてるんでないか、という印象は強い。
ま、そのあたり、「相手方の多様性」みたいなもんを広い範囲で確認できる
といいな、とか思ってます。はい。■
実際その通りですネ。 理由は一つじゃ無いし、思いも同じじゃ無いと思います
。
個人的に反・反捕鯨の一番インパクトあったモノは、例の「美味しんぼ」でして
極端にデフォルメされた反捕鯨派の人たち、論調が結構効果的に表現されていま
した。 本当にあの手の人がいるのかは別にして、まともな「鯨・食べちゃ行け
な
い」って考えなり思想なりがあると思うのですが、そう言う話をここで聞かせて
くれる人はいないのでしょうか? それともそんなモン無いンかなぁ?
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#752 ZVA01750 くわがた RE^2:捕鯨>鯨をどうしたいのか?
(14) 00/10/13 01:02 745へのコメント
fishさん おひさしぶりです。
シロナガスがお好きなそうで。
私もシロナガスのステーキでクジラの美味しさに目覚めたくちですが、シロナガ
スはもっとも危機的と言われているので、当分無理なんじゃないでしょうか。
「鯨という野生動物に特別な思い入れ」というよりは、野生の大型哺乳類につ
いては殺して利用する側に大きな権利が有り、止めさせる側ににはよほどの理由
が必要だったのが、原則殺してはいけない事になって殺す側に厳しい基準と理由
の提示が求められるようになった、というだけなんじゃないでしょうか。大型哺
乳類で食物連鎖の頂点、とそろっていて商業目的で殺すのを認められた動物って
いるんでしょうか。
そもそも、バッファローの例に見るように、乱獲から保護への変化というのもの
はゆっくりした形では起こらず、唐突で劇的なものだと思います。
このあたりは、日本や日本人がなににつけても変われない、という特色が問題を
起こしているだけで、「遅れている産業の構造改革」と同列のものと解釈してい
ます。ほかのツリーのドイツからの手紙でも「日本人はクジラを哺乳類として理
解していない」というような事を書かれて「哺乳類だってわかってます」みたい
なか見合わないやり取りをやっています。
わたしがどう思っているかというと。
南氷洋については「来るべき食料危機までは」手をつけない方が良いと思って
いるます。なんていったって食物連鎖の頂点ですし、高緯度から低緯度に流れる
巨大な栄養フローですから、そういうのはあまり触らない方が気持ちいいです。
(栄養を豊かな所から乏しい所に運ぶだけでなく、コククジラが毎年太平洋北岸
の海底を耕して豊かな底性生物を育てているように、上位の捕食者は下位の生物
の涵養者だったりしますよね。)
海生哺乳類や海洋生態系全体が受けているストレスを考えると、ミンクであって
もあまり手をつけたくない。というか、それでも敢えて商業捕鯨を行うほどの正
当性を日本が持っているかどうか疑わしい。ただ生存捕鯨に合致する範囲ならOK
ですね。(ガチガチの反捕鯨国でも生存捕鯨までは否定していませんが、日本は
鯨肉の売買が禁止されている生存捕鯨なんそをやる気はないわけで。)
沿岸捕鯨については、今でもツチクジラやイルカは獲っているんだし、勧めはし
ないけど反対もしません自分の責任でやったください。
政治的な意味ではアメリカなどの大国を牽制する為にも反捕鯨ですね。このあ
たりはうまく説明する技量もないので理由は書けませんが、日本は捕鯨問題に限
らず、変化を先取りすれば優位に立てる筈ものを、追い詰めらてからやるので非
常に不利益を蒙っていると思います。
じゃあ科学的にという事になるとどうかといえば、クジラに限らず何処まで獲
って大丈夫かなどという話はちょっと私の手にはおえません。
科学的な話だけで折り合いがつくほど考えが共有化されていケースは少ないんじ
ゃないでしょうか。
* そもそも水産庁が科学的正義の御旗として掲げている最大持続生産量(MSY)
理論ですが、これは提唱者のラーキン自身が幻想だと言っていますよね。
MSYは単純すぎ、あまりにも楽観的ではじきだす漁獲高はあまりにも多い、と。
彼に言わせると、過去においては一定の役割を果たしたけれども既に死んだ理
論、或いは葬り去るべき理論という事らしいです。
しかし、現在これに代わる理論といわれるMSFM論理は複雑で開発途上だし、な
により漁獲高の制限が大きくなるので日本は受け入れる事が出来ない。(かく
言う私も実体を知らない。日本はMSYだからか、一般人迄情報が回って来ませ
ん。)
そういう状態で漁業交渉をやると、向こうは日本にとって非現実的な数値を出
して来る「これじゃ魚を取るなというのと同じだ、魚を取れなくてなんの科学
だ」と日本が言い。向こうは「MSYによる漁業は今まで世界中で個体群を個別
撃破して来たでは無いか、資源を守れなくてなんの科学だ。」とやりかえす。
こうなると、もはや落しどころは政治的に探るしか無いというお馴染みの
状況に。(^^;
反捕鯨派の主張の一つには「何千と卵を産み個体数も多く生活も比較的単純
な魚でもMSYは危険だと言われているのに、哺乳類に使うとは何事か」という
のが有りますね。
日本捕鯨協会のサイトに改定MSY方式の事が書いて有ります。
片方が「MSY方式は対象となる生物と他の生物との関係を無視しているので危
険だ」としているのに、もう片方は「係数をいじって安全率を上げたから十分
だ」という事を切々と訴えているので、ここでも話はかみ合っていません。
あとは、南氷洋サンクチュアリに代表されるような、海洋法の精神の流れを汲
んだ反捕鯨というのが有るんじゃないでしょうか。
多分、日本が一番が理解できないのはここいらへの考えじゃないかと思います。
70年台は国際会議で小国の数が急激に増えて優勢になり、国連総会でアメリカが
「(アメリカの)提案が納付金も納めていない小国の群れによって悉く葬り去ら
れる」と苛立ちを高めた頃ですが、反捕鯨なんかもその流れの1つですよね、漁
業においては日本がアメリカ以上の悪役だったから標的になった。第三次海洋法
は一言で言えば海洋の資源を強国の勝手にさせるなという会議だったと思います。
海に面していない内陸の小国も「海洋は人類共通の財産」だとして権利を主張す
るようになりました。海底資源はアメリカの自由にさせるな、漁業資源は日本の
自由にさせるな、というわけです。そこで出てきたのが共同管理だとかサンクチ
ュアリ化だと思います。
海洋資源であるクジラは人類共通の財産である、当然内陸国でもその利用に関
する権利が有る。生きたクジラを利用しようとする国も死んだクジラを利用しよ
うとする国も同等の権利が有る。だから日本が「自国にとって捕鯨が特別な事だ」
として権利を主張してもそれは内陸国も等しく持っている権利と変わるものでは
無い。利害が衝突したら投票で決めましょう、というのがそれ以降の流れなんで
はないでしょうか。
国際会議で反捕鯨国が、クジラは可愛いから殺しちゃ駄目、と主張しているわけ
では有りませんが、日本では「反捕鯨国は可愛いから殺しちゃ駄目と言っている」
という事になっています。(もちろんどの国にも、もちろん日本にも、クジラは
可愛いから殺しちゃ駄目という人は居ると思いますが。)
この段階で両者は噛み合っていないのですが、クジラを生かしておきたい理由に
貴賎は無いわけで(^^;、日本側が思い込みから「可愛いから殺しちゃ駄目とは非
科学的」と攻撃して論破した気になっても、二重に噛み合っていないような気が
します。
旧ID(LDM02323) くわがた
- FENV MES(14):●自然と環境 未来への海図24・南極海 -
#756 MHG00726 fish RE:RE^2:捕鯨>鯨をどうしたいのか?
(14) 00/10/13 17:52 752へのコメント
こんにちは くわがた さん お久しぶりです。
■大型哺乳類で食物連鎖の頂点、とそろっていて商業目的で殺すのを認め
られた動物っているんでしょうか。■
海にいたのが鯨の不幸で、魚の延長・類推で日本人にとっては比較的罪悪
感が少ない野生生物のような気がします。 最近は別かもしれないけど。
■南氷洋については「来るべき食料危機までは」手をつけない方が良いと
思っています。なんていったって食物連鎖の頂点ですし、高緯度から低
緯度に流れる巨大な栄養フローですから、そういうのはあまり触らない
方が気持ちいいです。■
これ、面白い考えですネ。 共感できます。
結局やってンのは双方政治交渉で、純粋に資源保護の問題をネゴっている
ようには見えないし、非難し合っている問題が本質とはとても思えない。
■海洋資源であるクジラは人類共通の財産である、当然内陸国でもその
利用に関する権利が有る。 生きたクジラを利用しようとする国も死んだ
クジラを利用しようとする国も同等の権利が有る。だから日本が「自国に
とって捕鯨が特別な事だ」として権利を主張してもそれは内陸国も等しく
持っている権利と変わるものでは無い。利害が衝突したら投票で決めまし
ょう、というのがそれ以降の流れなんではないでしょうか■
この辺が反捕鯨の本質なンでしょうネ。 捕鯨派には理解されていないし
こうしたコンセンサスが国民的レベルで認証されない限り、いつまでも
噛み合いもしないすれ違いの議論が、延々と繰り返されるンでしょうネ。
くわがたさんの話、えらく理解しやすく有り難かったです<(._.;)> ドモ。
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