建設省>道路審議会の交通行政に関する答申
劇的な方向転換か?! 自動車の使用抑制を盛り込む


・自然環境フォーラム電子会議に登録された発言を、自然環境フォーラムが整形したものです。

- FENV  MES(13):●自然と環境 未来への海図23・北極海 -
#603   SDI00600  猫が好き♪        交通>道路審議会の答申
(13)   99/12/06 20:22  008へのコメント

 前にもちょっと書いたような気がしますが、改めて道路審議会の答申につい
てまとめておきます。
 なお、記事は2群ありますが、24日は「答申がまとまった」という記事、29
日のは「建設大臣に答申した」という記事です。答申そのものは、この間に大
どーんでんがえし、とかいう話もないみたいなんで、同じものです。

・朝日新聞 11/24 03:02 道路審議会、温暖化防止配慮した道づくりへ転換を答申
・共同通信 11/24 17:15 ナンバーで利用日の規制も 温暖化防止で道路審議会
・時事通信 11/29 16:42 ロードプライシング制の検討要請=温暖化防止で道路審が答
・NHK  11/29 18:20 道路審議会 地球温暖化政策を建設相に答申
・朝日新聞 11/29 19:16 クルマ中心を見直し 温暖化対策で道路審が答申
・毎日新聞 11/29 21:23 道路審>温暖化防止目指す 公共交通機関への利用転換など

 今回の道路審議会の答申の特徴ですが、環境問題などへの対処のため、主と
して地球温暖化(気候変動のこと)対策として、道路行政の転換を求める内容
のものとなっていることのようです。
 自動車中心の道路行政から、徒歩・自転車・公共交通機関などへのシフトを
求めているほか、自動車利用者への負担増や自動車を不便にすることなどをも
視野にいれており、建設省関連の審議会の答申としてはそれなりに正しい方向
を主張しているように思われます。

 ただし、建設省サイドの思惑としては、自動車税のグリーン化などによって
これまでもっぱら道路財源に使われてきたお金が他方面に流れる可能性が出て
きており、この答申をもって「グリーン税制など採用しなくても他にもいろい
ろ方法はあるはずだ」と主張したいのではないか、という指摘もあります(共
同など)。

   *

 具体的には。

 まず、これまで道路整備は「需要に対応した整備」という考え方に基づいて
行なわれて来たのだそうですが(*1)、それを改めるということを提案している
そうです。
 たとえば、自動車の移動の約半数が5キロ未満の短距離輸送なんだそうで、
それらを徒歩・自転車などにシフトさせることを念頭に置いた道路行政を求め
ています。
 この分野における具体策としては、「自転車道路網の整備・駐輪場の整備」
があげられているとのこと。

 *1 まあしかし、「流量が多いからといって道路を整備して最大流量を増や
   せば、増加分を見込んで更に流量が増える。道路整備をなんぼ続けても
   きりがない」というのが現実で、もともとこの「流量にみあった整備」
   という考え方が机上の空論だったわけなんですけどね。

 また、都市への自動車の流入を減らすべきであるとの考え方から、自動車と
公共交通機関の組み合わせを推進すべく、「駅などに駐車場を整備して、パー
ク・アンド・ライドを押し進める」「都市部での自動車利用に別料金を取るエ
リアプライシング」「ナンバープレートの番号などによって利用日を制限する
などの流入規制・利用規制」をあげているとのこと。

 他に、都市高速道路などの流量制御に、料金格差などの手法を導入するとい
うことも提案されているそうです。手法としてはロードプライシングですが、
流入規制とかではなく流量制御に使おうという話が具体的な政策提言レベルで
出てきたのははじめて見たような気がする(しかしおれが不勉強で知らなかっ
ただけである可能性を否定するものではない)。

   *

 さほど目新しいものではなく、まーはっきし言って過去ログ眺めれば全部出
てるような気もするんですけど(=^_^;=)、それが具体化しつつあるというのは
大きな動きだと思うんすよね。
 えー。おれ的には、「渋滞時は首都高の料金を上げて流量制御をしろ」とい
うのはだいぶ昔から延々と言ってたことだったりして、おーよーやくこのアイ
ディアが採用されたかー、みたいな感じだったりします。ほくほく。




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