吉野川可動堰>1月にも住民投票か?
「工事をやりたい側」も署名運動などを開始したとのこと
・自然環境フォーラム電子会議に登録された発言を、自然環境フォーラムが整形したものです。
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#562 99/11/25 21:22 開発>吉野川>近況>1月に住民投票!?
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#563 99/11/25 21:23 開発>吉野川>近況>住民投票以外
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#589 99/11/29 22:48 開発>吉野川>推進署名への疑問
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#585 99/11/29 10:54 開発>吉野川>12/4〜5イベント
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#598 99/12/02 15:05 開発>吉野川>メッセージ募集
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#562 CZX07064 DJEBEL250XC 開発>吉野川>近況>1月に住民投票!?
(13) 99/11/25 21:22 015へのコメント コメント数:1
吉野川可動堰問題では標題のような状況が生じています。最近書き込みをサボ
リ気味だったので、この件を含め、住民投票条例制定以降の動向についてフォ
ローしたいと思います(長文につき前後編に分けます)。
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1.住民投票
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1−1.来年1月実施の公算大
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可動堰の是非を問う徳島市の住民投票は来年1月23日の実施が濃厚
となっています。
去る6月21日に徳島市議会で可決成立した住民投票条例は実施日の
規定がありません。但し、条例に賛成した4会派は採決前に、賛成市議
全員(4会派20名と意見統一をしなかった会派所属の2名)が施行
6ヶ月後に協議を始める旨の確認書を取り交わしています。その後、早
期実施を求める動きもありましたが、4会派中唯一可動堰化促進決議に
も賛成した公明が協議に応じず、進展がない状況が続きました。
しかしながら、11月19日、促進決議に賛成、条例には反対の立場
を取った市議会最大会派・創政会が来年1月実施の方針を決定、他会派
も全て同様の意向を示した事から、12月市議会で実施条例制定の公算
が大きくなってきました。実施日については、市議会閉会(12月20
日予定)の後1ヶ月程度の準備期間が必要と見られる事から、冒頭に挙
げた1月23日が有力視されています。
* * *
1−2.投票の具体的方法は?
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7月1日、徳島市は実施に必要な具体的方法を定めた施行規則等を検
討するためプロジェクトチームを発足させました。しかしながら、事前
説明がなかったことなどから、促進決議賛成会派(公明も含む、市議会
多数派)が議会軽視と反発し。その結果、9月2日、プロジェクトチー
ムは市議会総務委に対し、条例が投票不成立要件とする投票率半数未満
の場合に開票を行うか、投票実施の具体的方法は市議選と同様で良いか
等の5項目について確認を求めました。その後、実施日同様、審議は店
晒しになっていましたが、前述の状況が生じた事により、12月市議会
ではこれらも協議される見込みです。
しかしながら、促進決議賛成/条例案反対の立場を取った会派が(可
動堰化への反対票多数と予想される結果の公表を恐れ)前出の投票不成
立時には開票作業を行わせないようにする、更には投票率低下に繋がる
“足枷”をはめる (投票所を少なくする、投票時間を短くする、周知
活動に制約を課す、等々)といった点を求め、公明が同調する事もあり
得ます。従って、投票の具体的方法決定には曲折が予想されます。
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#563 CZX07064 DJEBEL250XC 開発>吉野川>近況>住民投票以外
(13) 99/11/25 21:23 562へのコメント
吉野川可動堰問題に関する近況の続きです。
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2.建設省
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2−1.“大義なし”“劇薬”発言
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4月、建設省徳島工事事務所の新所長として大平一典氏が着任しまし
た。大平所長は後述の“市民参加のあり方に関する懇談会”提案など対
話路線を打ち出していますが、その一方で住民投票に関して“大義な
し”“劇薬”と発言しています。
発端は5月29日、徳島市で開かれた「住民投票全国ネットワーク」
結成シンポジウムでの事。同シンポジウムで講演した大平所長は、1)
住民投票の強行は洪水を恐れ可動堰化求めている人々の切り捨てになり
感情的しこりを残す恐れがある、2)計画を理解した上での署名か疑
問、3)投票以前に対話による問題解決を目指すべきとの理由から、
>「住民投票は(事業の是非の)白黒を付けるには効果絶大で、伝家の
>宝刀を抜くには大義が必要。第十堰についてはその大義はない」
>「市民参加は漢方薬で、住民投票は劇薬のようなもの。建設的な提案
>には対話路線が望ましい」
(5月30日付・徳島新聞記事より引用)
と述べました。
この“大義なし”“劇薬”発言はその後も繰り返され、8月徳島市議
会では、正当な手続きを経て制定された条例を否定する越権的な干渉で
あり抗議すべきとの動議も出されました(最終的には、個人的な見解と
する議長見解との“折衷案”で、不当干渉とは思えないが明らかに侮辱
とみられる発言があれば抗議する旨の決議で決着)。
* * *
2−2.“市民参加のあり方に関する懇談会”
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6月22日(徳島市議会で住民投票条例が可決成立した翌日)、建設
省徳島工事事務所から、いわゆる建設推進派と計画に批判的な側双方に
対し“市民参加のあり方に関する懇談会”設置の提案と、同懇談会への
参加要請がありました。
この提案は5月27日に計画に批判的な団体が連名で、1)「検討
案」(*1)は公正な手続きを逸脱せぬよう慎重に取り扱うべき、2)対話
を進めるためには「可動堰計画」を棚上げすべき、3)吉野川河川整備
計画に向けての論議を開始すべき、との三点を同事務所に求めた“より
よい住民合意形成のための申し入れ”に対する回答として行われたもの
です。
この懇談会に、いわゆる建設推進派団体の多くは参加する意向です
(但し、結論は出ており早期着工を望む等の理由で開催の必要なしとし
て不参加を表明した団体もあり)。
一方、計画に批判的な側も、元々建設省に対して対話を求めていたた
め概ね前向きな姿勢を示したのですが、平行して可動堰建設を進めるよ
うでは懇談会自体の意味がなくなる事から、参加の前提として前出
(2)等の点を担保するよう要求しました。しかしながら、建設省がこ
れを拒んだ事で事態は膠着。結局、11月13日、建設省側は「反対派
にもぜひ参加してもらいたいが、どうしてもだめならやむを得ない」
(大平一典・徳島工事事務所々長)として、計画に批判的な側からの参
加が得られない場合にも来年1月から懇談会を発足させる旨を明らかに
しました。
これに対して姫野雅義・「第十堰住民投票の会」代表世話人は、「自
分の手のひらの上で動く人としか対話しないということであり、かつて
の建設省の姿勢と何も変わっていない」と批判しています。なお、この
談話を裏付けたり、 “対話”の実体を疑わせる“事件”も発生してい
ますので次項以下に記します。
(文中の談話は11月14日付・徳島新聞記事より引用)
*1 徳島工事事務所は5月12日、可動堰の形式について従来の「引き
上げ式」に加え「転倒堰」「ラバー堰」を検討する旨を明らかにし
た。文中にある「検討案」はこれらを指す。なお、申入書と回答の
原文、並びに「検討案」のイメージ図は下記WEBにあり。
参照 → http://member.nifty.ne.jp/notebook/
http://www.toku-moc.go.jp/jyuzeki/jyuzeki.htm
* * *
2−3.県と建設省、住民投票推進グループへの説明会を拒否
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住民投票を求めるグループから可動堰化計画についての“出前説明
会”を要請された建設省徳島工事事務所と徳島県土木部の「第十堰推進
対策チーム」がこれを拒否していた事が11月13日付・徳島新聞等の
報道で明らかになりました。
要請を断られたのは徳島市内4地区の住民で組織する「住民投票を実
現する会」(世話人代表=豊田雅信氏ら4人)。
徳島工事事務所と県では可動堰化計画について説明を求められれば出
向いて行って“出前説明会”を行う旨を表明しており、同事務所の
WEBでも下記のような広報を行っています。
>出前説明会について
> 第十堰についてもっと知りたい方、説明にお伺いします。会社の研
>修・サークルやグループなど、どんな集まりでもかまいません。ご希
>望の方は、グループ名・人数・代表者連絡先・説明希望日など下記ま
>でお知らせ下さい。
参照 → http://www.toku-moc.go.jp/jyuzeki/syukai/syukai.htm
この件について五藤隆彦・徳島工事事務所副所長は、
>「団体の性格上、計画の説明だけではなく住民投票関連の議論にな
>る。この時期にあえて物議をかもす発言をするような場に出る必要は
>ない。選別といわれれば、結果的にそうなった」
と述べています。これに対し「実現する会」の豊田・世話人代表は、
>「建設省や県の意見も聞いて、住民投票の参考にしようと思い『出前
>説明会』を要望した。建設省、県は住民対話を強調しているが、言っ
>ていることとやっていることが全然違う」
と批判しています。
(文中の談話は11月13日付・徳島新聞記事より引用)
* * *
2−4.市民団体が推進した可動堰?――現地から事実に反するとの指摘
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9月、建設省徳島工事事務所は新パンフレット「命と暮らしを守る第
十堰改築事業」を作りました。その中で紹介されている多摩川のケース
が事実と異なると、現地の自然保護団体で構成する「多摩川水系自然保
護団体協議会」(矢萩隆信・事務局長)が同事務所宛に質問状を送って
いた事が10月9日付・徳島新聞等で報じられました。
上記パンフレットでは、「市民団体が推進した、可動堰事業の新たな
取り組み」として、多摩川・二ケ領宿河原堰について
>当初その方法についてさまざまな議論がありましたが、最終的には市
>民とともに計画作りが行われ、自然環境や河川景観の保全など地域社
>会からの新たな要望にも配慮してきました。
>国と住民との歩みよりから、一緒に計画、検討された二ケ領宿河原堰
>は、竣工式に多くの市民団体が集い、その改築を祝ってくれました。
と説明しています。
しかしながら、同協議会は、計画に反対している多くの市民団体は参
加していない等の点を指摘、徳島工事事務所に10月25日までに見解
を文書で回答するよう求めました。これに対し大平一典・徳島工事事務
所々長は、「すべての市民団体が賛成したとは書いておらず、誤った記
載をした認識はないが、不満があるなら訂正も考えたい」と述べていま
す。
なお、前出の質問状は吉野川シンポジウム実行委員会のWEBで全文
を見る事が出来ます(この他、大平所長が前任地である東京・荒川で提
唱した市民参加が今どのような状況に陥っているかについて、現地から
寄せられた告発の手紙も掲載)。
参照 → http://yoshinogawa.mandala.ne.jp/sympo/opinion.html
(文中の談話は10月9日付・朝日新聞徳島版記事より引用)
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3.推進派
 ̄ ̄ ̄
3−1.推進署名
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いわゆる“建設推進派”は9月21日〜11月20日の2ヶ月間、可
動堰建設の早期着工を求める署名活動を県内全域で行いました。活動の
母体は県内の経済界/JA/消防協会や流域自治体で組織する改築(可
動堰建設)推進促進協議会など33団体で結成した「第十堰・署名の
会」(会長=坂本好・県商工会議所連合会)で、集められた署名は12
月中旬を目途に集計し建設省に提出されるそうです。署名活動の背景に
ついて地元紙の解説記事は下記のように述べています。
> 吉野川第十堰の可動堰化を求める大規模な署名運動が浮上した背景
>には、推進派の強い危機感がうかがえる。
>
> 徳島市の住民投票条例の直接請求署名が約十万人集まり、六月定例
>会で条例が成立。計画の見直しを求める声が勢いを増す中で、建設省
>も住民合意を重視する対話路線へ方向を大きく転換した。
>
> このような流れが、計画推進派にとっては「このままではいつ改築
>にかかれるのか分からないし、計画自体が自然消滅しかねない」と映
>り、危機感が広がっていた。
(8月16日付・徳島新聞記事より引用)
「第十堰・署名の会」では住民投票直接請求への数による対抗ではな
い、強制はしないなどと繰り返し述べており、また民間団体による自発
的な活動であるため県や流域自治体は表面上関与していないのですが、
これに反して、
◆堰改築促進へ7校長に署名簿 穴吹町教委が協力依頼
(16日付・徳島新聞)
◆吉野川可動堰 町長ら推進署名集め 徳島・貞光町 住民から疑問も
(17日付・朝日新聞徳島版)
◆公立病院内で堰推進署名集め 徳島市民病院は名簿破棄
(22日付・徳島新聞)
などのトラブルや、
> しかし、署名集めの現場は違っていた。美馬郡内のある町では、可
>動堰化推進の町長が「町人口の半分」と目標を設定。町の商工会や消
>防団、農業委員会などに協力を呼び掛け、全町的に署名活動を展開し
>た。署名を頼まれたある女性は「町長が右といえば、右という人も多
>いですから」とその影響力を指摘。会社員の男性は「会社で上司から
>署名簿を回された。断れる雰囲気ではなかった」とトップダウン式の
>署名集めに疑問を投げかける。
(24日付・徳島新聞記事より引用)
といった強制の事例も報じられています。また、自治体同様、表向き
無関係であるはずの事業主体(建設省)についても、
> 徳島市の主婦は「同和問題の講義がある」と連絡を受けて地域の婦
>人会に出席した。だが、途中から建設省職員が説明に立った。終了間
>際に署名簿が配られ、会長から「○日までに返して」と言われた。
(21日付・朝日新聞徳島版記事より引用)
と、その関与を伺わせる報道があります。
この他、対象や集計方法――前出24日付記事では「実際に『もう署
名したから』と断った人に『チェックできないし、何回でもお願いしま
す』と迫った」ケースも報じられている――など多々疑問が挙げられて
いる活動なのですが、これらの点については別途まとめたいと思いま
す。
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4.建設省
 ̄ ̄ ̄
4−1.関谷前建設相
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住民投票で過半数なら計画中止と発言し後にそれを撤回した関谷勝嗣
前建設相ですが、6月16日(徳島市議会での住民投票条例審議が混沌
としていた時期)には、参院行財政改革・税制特別委で懇談会設置、世
論調査実施を提唱しています。このうち懇談会については前述の“市民
参加のあり方に関する懇談会”へと繋がっています。しかしながら世論
調査は、徳島工事事務所から県へ実施方法の検討について打診がありま
したが、県側が時期尚早として難色を示したため、その後立ち消えにな
りました。なお、関谷前建設相は住民投票条例の可決成立後も、8月3
1日の記者会見などにおいて、可動堰化推進を重ねて表明しています。
* * *
4−2.中山現建設相
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
中山正暉現建設相も就任会見で住民投票に否定的な見解を述べました
が、その一方「徳島市議会の皆さんと話したい」とも発言しています。
これに基づき、条例賛成会派のひとつ「市民ネットワーク」が会談を申
し込みましたが、11月9日の会見で、
>「関係団体に市民参加の在り方に関する懇談会への参加など呼び掛け
>ている。早く懇談会など開かれるべきだが、現在はその状況になく、
>市議会の一部の人と私が話し合いをする段階ではない」
>「(具体的時期は)あうんの呼吸というものだ。しかるべき局面と判
>断されれば、徳島市を代表する市議会の方と政治家としての大臣との
>間で話をしたい」
(11月10日付・徳島新聞記事より引用)
と述べ要請を拒否しています。
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#589 CZX07064 DJEBEL250XC 開発>吉野川>推進署名への疑問
(13) 99/11/29 22:48 563へのコメント
リンク元発言で書きましたが、可動堰化推進署名について私が疑問に思う点を
述べさせて頂きます。推進署名についてはその手法(例えばリンク元でも触れて
いる重複署名の扱いなど)にも疑問が多々あります。しかしながら、この活動は
住民投票請求署名とは異なり、民間団体が(←表向き)自主的に(←これも表向
き)進める「任意」の活動です。従って、これらについては言及せず、いわゆる
推進派がかつて住民投票請求署名などを批判する際に述べていた事と自らの活動
との間にある矛盾点を中心にまとめます。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1.目的
 ̄ ̄
住民投票請求署名に数で対抗するつもりはないと「第十堰・署名の会」
(以
下、住民投票請求署名との混同を避けるため「推進署名の会」と表す場合あ
り)の会長や事務局は繰り返している(*1)。ただ、現実には推進の意志を数
で
示す事を意図しているのは明らかだ。関谷前建設相は「住民投票で反対多数
なら計画中止」との発言を修正する際、もっと推進の声を上げるよう要望し
ている(*2)。可動堰化推進署名はこの後に具体化した。従って運動の目的は
「もっと推進の声を上げる」事、即ち“数集め”にあると思われる。実際、
「第十堰・署名の会」の副会長は
>「思いは数、数は署名」
(地元民放TVニュース8月27日)
と発言し本音を漏らした。
推進派は住民投票による多数決で可動堰化の是非を問うべきではないと批
判している (*3)。しかしながら、そのような発言をしていた人や組織(全
て
が可動堰化推進署名の会に加わっている訳ではないようだが)から推進署名
のについて同様の批判があったというような話は聞かない。住民投票につい
ては問題視するが、推進署名については口を閉ざす――これはアンフェアと
言えないだろうか?
――――――――――――――――――――――――――――――――――
*1 可動堰化推進署名の会側による“数での対抗”否定発言例。
「第十堰・署名の会」会長
>「住民投票請求署名への“数による対抗”という気持ちはない」
(8月24日付徳島新聞。以下特記のない引用は同紙から)
同事務局
>「住民投票に対抗するものではない」
(8月28日付)
同「徳島市推進会議」本部長
>「署名の数で勝ったとか負けたとかいうのではなく、県民、市民
>の命を守るための活動」
(9月21日付)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
*2 関谷勝嗣前建設相による推進派への“要望”発言例。
中止発言を修正して
>「水害の危険にさらされている人たちは運動をしていないのか、
>事業推進の声が伝わってこないため、業を煮やして出た言葉だ」
(5月14日付)
旧吉野川流域の町が近く可動堰化促進決起集会を開くとの話を聞き
>「どんどんやってください」
(5月15日付)
推進派4団体が早期着工を求める意見書を提出し発言を糾した際
>「もっと推進派の声をあげてほしい」
(5月20日付)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
*3 推進派による“多数決”批判発言例
ある団体が徳島市議会に提出した住民投票条例案否決の要望書
>「可動堰化計画は流域住民の命と暮らしに直接かかわる問題で、
>住民投票にはなじまない」
(2月4日付)
上記団体の会長
>「人の生命、財産にかかわる事業を住民投票の多数決で決めるな
>ど、とても建設大臣の発言とは思えない」
(4月27日付)
某氏
>「私から見ましたら、住民投票っていうのは劇薬なんてもんじゃ
>ない。非常にですね、非人道的なことだと思っとります」
(四国放送「とことんラジオ」9月4日)
これらの個人団体名は「第十堰・署名の会」組織中に見られない。
しかしながら、8月8日放送のTV番組(TBS系)では、上記団
体が大平一典・建設省徳島工事事務所々長を訪れ「対話なんかせ
ず、
可動堰を強行しなさい」と詰め寄るシーンがあったと聞く(筆者は
未見)。従って、この団体が推進署名運動に加わっていないのは、
アンフェアになる事を避けるとの観点からではないように思われ
る。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
2.対象
 ̄ ̄
可動堰化推進署名の対象は県内の住民で年齢制限等もない。実際、未成年
も「ある程度」対象にする旨を明らかにしている(前出ニュース)。また、
署名を集める側の資格等については、報道を見る限り何らの制約も設けてい
ない。
しかしながら、前出の副会長が会長を務める推進派団体は98年11月、
県内の高校生らが住民投票を求める独自の署名活動を行った際、これを批判
する陳情書を県教育長や高校の校長らに提出している。にも関わらず、推進
署名では高校生も署名の対象になるばかりか(冒頭で触れたようにこれ自体
は批判出来ないが)、自らが糾弾した高校生らの活動に対して制約を課して
いない。これは矛盾以外の何者でもない。
また、同年9月に阿波郡阿波町議会が可決した可動堰化反対の意見書を批
判する声明文で同じ推進派団体は
>「第十堰を改築しても直接的な影響が及ばない阿波町議会がなぜ、今回の
>意見書を決議したのか理解に苦しむ」
(10月3日付)
とも述べていた。確かに、可動堰化のメリットに関して言えば、建設省の
主張が100%正しいとしても、阿波町に「直接的な影響」は及ばない
(*4)。ところが、可動堰化推進署名はその阿波町以上に「直接的な影響」が
及ばない上流地域も対象にしている(それどころか、署名の集めにくい下流
の都市部に代えて、これらを重点活動地域にしていたらしい)。ここにもま
た、自らの前言に対する大きな矛盾が見られる。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
*4 建設省が挙げる可動堰化の理由の中で、阿波町のある堰上流側に影
響するのは、1年に1/150の確率で起きる洪水の際、現在の第
十堰による堰上げ(水位の押し上げ)で計画高水位(堤防の安全ラ
イン)を越えるためこれを解消するという点。しかしながら計画高
水位を越えるのは建設省の主張でも堰上端から約4km上流迄(安
全ラインは越えないが堰上げの影響がある区間についても阿波町よ
り下流側の吉野超にある柿原堰迄)。従って、可動堰化推進署名が
「県民、市民の命を守るため」のものであるならば、阿波町、ある
いは更に上流の地域は「直接的な影響が及ばない」場所であり、対
象に含める理由は見あたらない。但し、可動堰化により悪影響(水
質汚濁や鮎の遡上障害等)が出ればこれらの地域にも影響する事が
予想されるため、反対決議は「理解に苦しむ」ものではない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
3.方法
 ̄ ̄
推進派は住民投票請求署名について可動堰化計画を理解した上での署名
か、自主的な意思によるものか等の点が疑問だと(根拠もなく)批判してい
た(*5)。一応、これらの点に配慮したのか、推進署名は「自発的なもので、
会議所加盟の企業従業員らに強制したりすることはしない」(会長、8月2
8日付)と「第十堰・署名の会」では述べていた。しかしながら、現実には
下記のように組織を利用した上意下達の活動が行われたようだ。
> 署名集めは、各支部管内にある農協や商工会、老人会、婦人会などの組
>織が活動の中心。これまで街頭や集会などで署名集めをしたのは徳島市と
>板野郡北島、板野、上板三町のみで、組織の上部から下部へと指示を下ろ
>して集める方式が主流となっている。
>
> 徳島市では、同会徳島連絡所(上田忠夫所長、同市沖浜東一)を事務局
>に、県商工会議所連合会、徳島経済同友会、県中小企業団体中央会などの
>経済団体や市婦人会連合会、市老人クラブ連合会などの各種団体が組織を
>活用して署名を集めている。だが同市内では、郡部に比べて組織内のつな
>がりが弱いことなどもあり「かなり厳しい状況」(上田所長)という。
(11月16日付)
「第十堰・署名の会」では、
>「組織中心とはいえ、署名は趣旨を理解してもらってから行っている」
(事務局長、上記記事)
>「組織は利用するが強制はしない。可動堰化を純粋に求める人の声を届け
>るのが目的で、数が問題ではない」
(会長、11月24日付)
などと説明しているが、リンク元で挙げたように次々とトラブルが報じら
れている。実際、筆者の周りにも職場で署名簿が回覧されてきたといった話
は多く聞く。中には回覧されてきた時には既に自分の名前と住所が書かれて
いて印鑑を押すのみになっていたというものもあった。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
*5 住民投票請求署名の理解度及び自主性に関する推進派発言例
ある推進派団体の会長
>「署名数の多さは事実として認めなければならないが、どれだけ
>の人が第十堰を勉強して署名したか疑わしい」
(1月14日付)
別の推進派団体会長
>「勉強すればするほど可動堰化への必要性を感じるはず。どれだ
>けの人が十分理解したうえで署名したかどうか疑問だ」
(2月4日付)
前出、住民投票条例案否決を求める徳島市議会への要望書
>「住民投票を求める署名が自主的意思によるものか疑問」
(同上)
2月徳島市議会で条例案に反対した市議(1)
>「多くの人から『頼まれたから署名した』と聞いた。民意とのず
>れが十万人の署名になったというのは間違いだ」
同(2)
>「『署名しなければ近所付き合いができない』という市民も多
>かった」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
4.まとめ
 ̄ ̄ ̄
以上見たように、いわゆる推進派がかつて住民投票請求署名などに対して
投げかけた言葉と推進署名を巡る動きの間には一貫性が欠けている。冒頭で
述べたように推進署名は「任意の」活動ではある。しかしながら、それを承
知で問いかけたい。一方的に(根拠のない)批判を行っていながら、自らを
律する事をしないのはあまりにお粗末ではないか、と。果たしてどれほどの
署名が集められたのかはまだ解らない。だが、もし彼らが署名数を元に更な
る厚顔ぶりを見せた時(例えば、住民投票請求署名を数で上回った際に「こ
れこそが民意」と声高に叫ぶといったことをした場合)、自らが行った以上
の、比べものにならない批判が向けられるのではないだろうか?
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___. Let the 吉野川 run!
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- FENV MES(13):●自然と環境 未来への海図23・北極海 -
#585 CZX07064 DJEBEL250XC 開発>吉野川>12/4〜5イベント
(13) 99/11/29 10:54 015へのコメント
12月4〜5日に「吉野川をおもう国府の会」と「藍住町・第十堰住民投票の
会」が近藤正臣氏と大熊孝氏を迎えフォーラムを行います。以下、詳細です(転
載歓迎)。
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ひとと吉野川の豊かな関係とは――未来の吉野川を考える!
第十堰フォーラムin国府
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日 時: 12月4日(土) 開場18:00 開演18:30
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場 所: 北井上コミュニティセンター(徳島市国府町西黒田字南傍示271)
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内 容: ●スライドショー
第十堰と吉野川vs長良川河口堰
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●講演
川への恩返し 近藤正臣氏(俳優)
第十堰が問いかけるもの 大熊孝氏(新潟大学教授・河川工学)
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●第十堰フォーラム
地元住民が語り合う吉野川と第十堰
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参加費: 無料(カンパを受け付けています)
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主 催: 吉野川をおもう国府の会
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連絡先: 090-3180-6227 (山下携帯)
088-642-6711 (小林)
088-642-7257 (新居)
088-642-7307 (近藤)
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*下記WEBにPDF形式のチラシあり(会場案内図付き)。
http://yoshinogawa.mandala.ne.jp/sympo/i991204.html
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吉野川フォーラムin藍住
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日 時: 12月5日(日) 開場12:30 開演13:00
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場 所: 見性寺本堂(勝瑞城趾/板野郡藍住町勝瑞)
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内 容: 日本の自然を愛し…思いを熱く語る!
川への恩返し 近藤正臣氏(俳優)
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河川工学が専門で近自然河川工法とは…
第十堰が問いかけるもの 大熊孝氏(新潟大学教授・河川工学)
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参加費: 無料(カンパを受け付けています)
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主 催: 藍住町・第十堰住民投票の会
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連絡先: 088-641-0213 (事務局=吉野川倶楽部TEL/FAX)
090-1328-4387 (多田携帯)
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*下記WEBにPDF形式のチラシあり(会場案内図付き)。
http://yoshinogawa.mandala.ne.jp/sympo/i991205.html
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#598 CZX07064 DJEBEL250XC 開発>吉野川>メッセージ募集
(13) 99/12/02 15:05 585へのコメント
12月25日(土)のイベント「吉野川X’masメッセージ」に向け、吉野
川シンポがメッセージを募集しています。吉野川シンポ・ホームページの告知を
転載致します(許可済み、再転載歓迎)。
なお「上記連絡先(事務局)」となっている郵送及びFAXの場合の宛先は次
の通りです。
>吉野川シンポジウム実行委員会 事務局
>
>〒770-0808 徳島市南前川町4-3-201
>Tel:088-324-1224 Fax:088-626-1480
以下転載
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★☆★ 吉野川へのクリスマスメッセージ募集中 ★☆★
この
イベントに向け
吉野川への
クリスマスメッセージを
募集しています。
川へ寄せる想い、
可動堰計画に対する意見、
来年1月実施の住民投票についてなど、
吉野川に関する事なら何でも結構です。
郵送、FAX、もしくはE−Mailで
皆さんのメッセージをお送り下さい。
長さは自由、絵や写真などによるものも歓迎します。
締め切りは12月18日(郵送の場合、消印有効)。
寄せられたメッセージはイベント会場で展示させて頂きます。
宛先
郵送/FAX: 上記連絡先(事務局)
E−Mail: daiju@mandala.ne.jp
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以上転載
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<PS>皆さん、引用部分がクリスマスツリーの形になっているのに気付きまし
た? 引用元WEB(下記)がそうなっているので、この発言をアップ
する際にも同様に編集したのですが……。
参照 → http://yoshinogawa.mandala.ne.jp/sympo/i991225.html
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