長良川河口堰の評価>「建設省 vs 朝日新聞」の舌戦
ホームページ上で公開討論。目が離せない建設省ホームページ


・自然環境フォーラム電子会議に登録された発言を、自然環境フォーラムが整形したものです。

・このページに含まれるコンテンツは以下のとおりです。

- FENV MES(13):●自然と環境 未来への海図23・北極海 -
#553 99/11/23 23:52 開発>長良川>建設省vs朝日新聞の公開討論

- FENV MES(13):●自然と環境 未来への海図23・北極海 -
#554 99/11/24 15:08 RE:開発>長良川>建設省vs朝日新聞の公開


- FENV MES(13):●自然と環境 未来への海図23・北極海 - #553  NBF01650 まこ       開発>長良川>建設省vs朝日新聞の公開討論 (13)  99/11/23 23:52 021へのコメント コメント数:1  長良川河口堰問題では、22日に最後のモニタリング委員会がありました。先 日の「高潮」ではゲートを締め切っていたにもかかわらず、塩水が俎上してし まったなどいう情報もありました。  さて、知る人ぞ知る、今、オモシロイのは、建設省HPです! TOPペー ジからのリンクで「長良川河口堰問題での朝日新聞と建設省との公開討論」の ページに入ることができて、資料も用意されて、必見です。  http://www.moc.go.jp  次の朝日新聞の反論がどうなるか、ワクワクします(^^)v          99/11/23(Tue) 11:27pm作成 NBF01650@nifty.ne.jp まこ
- FENV MES(13):●自然と環境 未来への海図23・北極海 - #554  SDI00600 猫が好き♪    RE:開発>長良川>建設省vs朝日新聞の公開 (13)  99/11/24 15:08 553へのコメント  あ、これ、面白いね(=^_^;=)。レポートどうもです。で、とりあえず報道資 料類を出しておきます。  発端はコレ。ここまでオオゴトになっていれば全文掲載しても問題はなかろ うと思うので、全文出しちゃいます。 ・朝日新聞 10/15 14:00 「窓」―建設省のウソ |  「アユは順調に遡上(そじょう)。サツキマスやシジミの漁獲量も著し | い減少は見られない」 |  岐阜県から三重県に流れる長良川が河口堰(ぜき)で仕切られて四年あ | まり。自然環境への影響を、建設省はこう言い張る。 |  しかし、その根拠は事実に反し、データを自分に都合よく解釈したもの | にすぎない。日本自然保護協会の吉田正人保護部長は、五年に及ぶ厳密な | 独自調査をもとに、そう指摘する。 |  たとえばアユは、堰の両端に設けられた幅十メートルの魚道をさかのぼ | った数を観測し、今年は六百万匹を超えたという。 |  でも、堰ができる前は何千万匹もが、幅六百メートルの河口を遡上して | いたはずだ。 |  しかも、長良川のアユは天然ものから放流ものに変わりつつある。 |  堰運用の前は放流ものの漁獲量の二・五倍もの総漁獲があり、その差が | 天然アユだった。最近は漁獲量が放流漁獲量に届かないほどに減ってしま | った。 |  絶滅が危ぶまれる種のサツキマスにいたっては、今年は二百七十八匹し | か取れなかった。 |  シジミについて建設省は、地元漁協の漁獲高が減っていないことを根拠 | に挙げる。 |  だがそのシジミは、長良川でなく、隣の揖斐川で取れたものだ。はるか | によい漁場だった長良川でシジミは死滅し、いま漁に出る漁師は一人もい | ない。 |  真実を隠し、国民をだます。建設省の河口堰をめぐる言動はその点で、 | 薬害エイズで厚生省、金融で大蔵省がやってきたことと共通している。 |  そうした実態を踏まえ、河口堰に反対してきた市民グループは今週末、 | 「公共事業、世界の潮流・日本の逆行」をテーマにシンポジウムなどを開 | く。 |  自然の再生に動き出した先進各国の試みに学び、世界に逆行する日本の | 公共事業の見直しを求めるための催しだ。   *  建設省側のリアクションを継続して報じたのは共同。なぜ朝日が自前の記事 として報じなかったのかは謎(報じたのかもしらんがクリッピングにかかって きていない)。断続的に2件。 ・共同通信 10/18 16:24 朝日コラムに不快感 建設事務次官  建設事務次官の小野邦久氏が、記者会見の席上、朝日新聞社の前掲コラムに 触れ、不快感を表明したとのこと。  えと、事務次官って、事務方のトップだよね? ま、建設省としての意思表 明と見ていいでしょう。  不快感の内容は、「『建設省は真実を隠し、国民をだます』というが、どう いう根拠に基づいて書かれたものなのか。(漁獲量など)内容はすべてオープ ンにしており、大変遺憾な記事だ」というもの。  で、今後の対応については「まず(筆者に対し)どういう根拠で言われてい るのかお尋ねしたい」と述べたそうです。この段階で、とりあえず文句言って みただけなのか、それとも公開討論まで発展することを予期して言っていたの かは、記事からは不明。 ・共同通信 10/25 15:34 朝日コラムに公開質問状  続報。同じく建設事務次官小野邦久氏の記者会見ねた。  建設省サイドとしては、河川局開発課長と広報室長の連名で、朝日新聞社論 説主幹に対して、公開質問状を出したことを明らかにした、とのこと。この記 事では「行政が報道機関に対して公開質問状を出すのは極めて異例」と述べて いますが、報道機関に対してだけじゃなくどこに対しても公開質問状を出すと いうのは異例なような気がします。  以下その公開質問状。 | 朝日新聞社 論説主幹 佐柄木 俊郎 殿 | |  貴社は、10月15日付けの貴紙夕刊「窓」において、「建設省のウソ」と | の見出しで、「真実を隠し、国民をだます」と断じておられます。 | |  長良川河口堰に関しては、堰運用後の状況について、科学的かつ客観的 | な諸観測が行われるよう学識経験者から成る長良川河口堰モニタリング委 | 員会を平成7年7月より開催しております。 | |  長良川河口堰に関する諸観測はモニタリング委員会の指導・助言の下に、 | 一般に公開して実施し、観測データは全て公表すると共に、モニタリング | 結果の科学的判断についてもモニタリング委員会のご指導をいただいてお | ります。この委員会は公開の場で行われ、資料も全て公開するなど、情報 | 公開に努めてきたところであります。 | |  また、これらを通じて得られた知見についての情報の共有化や評価につ | いても、例えば本年7月に開催された日本自然保護協会主催のシンポジウ | ム「長良川河口堰の影響を科学的に検証する」を通じて、幅広い方々とオ | ープンな議論を行ったことを含めて、市民団体の方々との話し合いの機会 | もしばしば持ってきているところであります。 | |  このように、建設省としては、私どもの保有する資料を全て公開し、い | ろいろな方々が持っておられる情報も教えていただきながら、様々な場を | 通じて意見交換を行ってきているところですが、今回の「窓」においては、 | 残念ながらこのような建設省の取組みを顧みることなく、「真実を隠し、 | 国民をだます」と断じておられます。建設省としては、今後の建設行政を | より開かれたものとするため、今回の記事に係る事実関係を把握したいと | 考えておりますので、 | |   1. 「堰ができる前は何千万匹もが遡上していたはずだ」と主張されて |    おられますが、これはどのような出典及び根拠に基づくものなので |    しょうか、 |   2. 「堰運用の前は放流ものの漁獲量の二.五倍もの総漁獲があり、そ |    の差が天然アユだった」と主張されておられますが、これはどのよ |    うな出典及び根拠に基づくものなのでしょうか、 |   3. 「いま漁に出る漁師は一人もいない」と主張されておられますが、 |    これはどのような根拠に基づくものなのでしょうか、 |   4. 「真実を隠し」とお書きになっておられますが、建設省がどのよう |    な事実を隠していると考えておられるのでしょうか、 |   5. 「国民をだます」とお書きになっておられますが、どのような点に |    ついて建設省が国民をだましていると考えておられるのでしょうか、 | | といった点についてご教示いただければ誠に幸いに存じます。 | |  真実を伝え、社会の木鐸としての重要性を持つべき報道機関が今回のよ | うな報道を行ったことは、国民に信頼される開かれた行政を指向している | 建設省としては、きわめて残念なことであり、重大な関心をもって受けと | めております。 | |  なお、本報道については、外部からの問い合わせ等も多く、私共として | も国民への説明責任があると考えており、本件に関する今後の貴社との書 | 簡の往復は、公開の扱いとさせて頂きたいと考えておりますので、宜しく | お願い申し上げます。 | |     平成11年10月22日 |               〒100-8944 東京都千代田区霞が関2-1-3 |               建設省河川局開発課長    横塚 尚志 |               建設大臣官房文書課広報室長 西脇 隆俊  朝日新聞側は11月 5日づけで建設省に回答を寄せ、公開する場合には「全文 掲載」を条件とした。  建設省側は、そんなこんなでホームページに一連を掲載。  現在、建設省ホームページには、(1) 10月15日づけ朝日の記事、(2) 10月22 日づけ建設省の公開質問状、(3) 11月 5日づけ朝日新聞社からの回答、(4) 11 月15日づけ建設省からの反論、の4本が掲載されております。  整形がめんどくさいんでとりあえず2本だけ持ってきておきますが、まあ、 ざっと見たところ建設省側は「細かいレトリックなどに質問を浴びせまくり相 手の疲弊を招く戦法」のような気がします。狙いは「今後、建設省批判の記事 が減るといいな」あたりなんでしょうね、やぱし。  もっともまぁ、市民運動団体あたりに対してそれをやったらテロかけてかま わないと思うのだが(=^_^;=)、今回の相手は新聞社だからな。朝日新聞側は朝 日新聞の名誉にかけて戦えば良いのだという気がする。   *  おまけ。 ・毎日新聞 11/06 15:15 ネット論争>長良川河口堰批判コラムで 建設省と朝日新聞  ん〜。このできごとを「ネット論争」の枠でくくっていいのか(=^_^;=)。こ れは情報公開系の話題ではないかと思うのだが、なんか見出しを見てちょっと 疲れていた猫♪さんだった(=^_^;=)。

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