愛知万博>海上の森の完全なる保全を
日本自然保護協会・野鳥の会の意見表明
・自然環境フォーラム電子会議に登録された発言を、自然環境フォーラムが整形したものです。
・このファイルには以下のコンテンツが含まれています。
日本自然保護協会・オンラインニュース(1999/10/29)
日本野鳥の会・博覧会事務局への公開書簡(1999/10/30)
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- FENV MES( 6):◆PressRoom04 環境問題プレスリリース -
#253 SDI00600 猫が好き♪ NACS-J>News991029 海上の森の完全な保全を
( 6) 99/10/29 20:42 028へのコメント
日本自然保護協会NACS-Jの森本さんよりメイルで頂いた情報です。
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== NACS-J自然保護ニュース(991029) ==
〜ただいま、全国1900人の方にお届けしています〜
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「海上の森の完全なる保全を」
=WWFインターナショナル、バードライフ・インターナショナル、=
BIE(博覧会国際事務局)に対し
愛知万博による自然破壊の懸念を表明
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2005年に愛知県瀬戸市で開催が予定されている万博計画及び新住宅市
街地開発事業に対しNACS-Jはこれまで、会場予定地の調査などを実施し、
この計画が地域の自然に壊滅的な大打撃を与えることなどを指摘してきまし
た。
1999年8月には、NACS-J、WWF-J、日本野鳥の会の3団体の代表が会
場予定地の「海上の森(かいしょのもり)」を同時視察し、住宅計画の中止、
国営公園にすることによる同地の保全を訴える要望書を提出しました。
またこの計画は、通産省や2005年日本国際博覧会協会が進める国内問
題というだけでなく、BIE(博覧会国際事務局/パリ)が関わる国際的な事
業であることから、NACS-Jら上記3団体は、この問題のここまでの経緯、問
題等をまとめた背景資料をIUCN(国際自然保護連合/スイス)、WWFインタ
ーナショナル(スイス)、バードライフ・インターナショナル(イギリス)等に送付
しました。これを受けてWWFインターナショナル、バードライフ・インターナショ
ナルから、BIEに対し万博計画の自然破壊を懸念する文書が提出されまし
た。この内容と経緯を10月29日、NACS-J、WWF-J、日本野鳥の会の3団体
で記者発表しました。
一方10月25日には、万博協会のシニアアドバイザーである建築家の黒川
紀章氏が、日本野鳥の会副会長の岩重寿喜男氏らの提唱する『海上の森に
国営公園をつくる構想』への支持等を内容とする試案を発表しました。
*試案全文は、黒川氏のホームページに掲載されています
http://www.kisho.co.jp
大規模な住宅建設計画も併せ持つこの事業は、アセスメントの手続きや内
容にも問題を含み、またオオタカの生息が確認されるなど、さまざまな議論を
呼んでいます。今後は海外からもますます注目される可能性があります。NA
CS-Jは引き続き地域の自然環境の保全に努め、この問題の解決を目指して
いきます。
*これまでの万博問題へのNACS-Jの対応は、次のページでご覧いただけ
ます。
http://www.nacsj.or.jp/database/expo/expo-index.html
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NACS-J編集広報部/広報担当主任・森本言也 TEL03-3265-0526
http://www.nacsj.or.jp | morimoto@nacsj.or.jp
■■「コーヒー1杯からの自然保護。」■■
NACS-Jは、サポーターからの会費と寄付に支えられる自然保護NGO。
年会費は5000円、月にコーヒー1杯分。ぜひサポーターになってください。
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●「NACS-J自然保護ニュース」(自然保護情報のメール。不定期配信)
ご希望の方は、http://www.nacsj.or.jp/top/nacsj-news.htmlを
ごらんください。
●全国一斉自然しらべ「'99里やま」参加者募集中!
Yahooきっずさんのご協力で、インターネットで参加できます。
http://kids.yahoo.co.jp/docs/event/nacsj_2/index.html
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- FENV MES( 6):◆PressRoom04 環境問題プレスリリース -
#254 XLG05570 古南幸弘 野鳥の会>愛知万博で国際団体が申入れ
( 6) 99/10/30 00:53 037へのコメント
みなさま
愛知万博問題で、国際的な野鳥保護団体が博覧会国際事務局に自然破壊を憂慮
する書簡を送りました。
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この件は、WWFからも同様な書簡が出ています。nifty:FENV/MES/06/253も併せ
てご覧ください。
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(財)日本野鳥の会
PRESS RELEASE 愛知県庁記者クラブ
世界的な野鳥保護団体が海上の森の博覧会会場計画と住宅計画を懸念
世界的な自然保護団体であるバードライフ・インターナショナル(本部:イ
ギリス ケンブリッジ)は、博覧会国際事務局(所在地:フランス パリ)に
対し、愛知県瀬戸市における博覧会の会場計画と住宅開発事業に対する懸念を
表明した手紙を送ったことを、同団体の日本における加盟団体である(財)日
本野鳥の会(会長 黒田長久、会員数5万5千人)が29日、明らかにした。
この書簡は、10月13〜16日にマレーシアで開かれたバードライフ世界大会の
会期中に、(財)日本野鳥の会からの報告を受ける形で出されたもの。書簡の
中で、バードライフ・インターナショナルの事務総長であるマイケル・ランズ
博士は博覧会国際事務局に対し、海上の森の貴重性を強調し、博覧会会場計画
と新住宅市街地開発事業に対する懸念を表明した上で、次の3点を要望してい
る。
1.海上の森における住宅計画は中止するよう、愛知県に勧告すること。
2.会場予定地の海上の森は生態系を破壊せず、自然環境をそのままの形で野外
展示するよう、2005年国際博覧会協会に勧告すること。
3.国際博覧会の会期後は、海上の森を、国際博覧会を記念する公園とし、永続
的に保全するよう、日本政府に勧告すること。
バードライフ・インターナショナル(=BirdLife International;以下バー
ドライフ)は野鳥とその生息地の保護を主な対象とした世界最大の国際環境
NGOで、全世界に91の加盟団体を持ち、これらの合計の会員数は200万人を
超す。総裁はヨルダン国王妃ノル女王。
<同時発表>
環境庁記者クラブ/通産省記者クラブ(資料配布)
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<バードライフ・インターナショナルからBIEへの書簡 大意>
1999年10月14日
博覧会国際事務局 O.フィリプソン議長殿
バードライフ・インターナショナルの責任者として、私は、2005年に日本で
開催される国際博覧会の会場予定地の環境保全への懸念からこの手紙をさしあ
げます。現在公表されている計画がそのまま実行されれば、鳥類の貴重な生息
地が多大な影響を被ってしまいます。
バードライフ・インターナショナルのパートナー団体である日本野鳥の会の
報告によれば、国際博覧会の会場予定地である瀬戸市南東部地区の「海上の
森」は、希少な猛禽類であるオオタカをはじめとする多くの鳥類や希少な生物
が生息しております。また地域は、名古屋市という大都市の人口密集地帯の近
郊にありながら、奇跡的にまとまった面積の生息地が保たれ、人と自然の希な
共存が実現している貴重な場所です。
このような場所で、「新しい地球創造:自然の叡智」をテーマに掲げた国際
博覧会を開くにあたって、日本政府は、世界に環境保全の先んじた哲学を示す
べきです。日本政府は、世界の環境保全のリーダーとなるべき責任があり、こ
の地への貢献について我々は大きな期待を抱いているところです。
しかしながら、現在、2005年国際博覧会協会と愛知県から示されている会場
計画案とそれに伴う住宅開発計画は、「海上の森」の自然を大きく損なうもの
です。ことに、住宅開発計画は、今回の国際博覧会のテーマの達成をたいへん
困難にしてしまっています。
バードライフ・インターナショナルは、世界60ヶ国以上のパートナー団体
を代表し、貴下に海上の森の美しい自然を保全する手だてを講じるよう強くお
願いすると共に、2005年国際博覧会が環境保全を追求する博覧会となるよう
に、貴下に次のような手順を直ちに踏まれるよう提案いたします。
1.海上の森における住宅計画は中止するよう、愛知県に勧告すること。
2.会場予定地の海上の森は生態系を破壊せず、自然環境をそのままの形で野外
展示するよう、2005年国際博覧会協会に勧告すること。
3.国際博覧会の会期後は、海上の森を、国際博覧会を記念する公園とし、永続
的に保全するよう日本政府に勧告すること。
ご注目をいただいてありがとうございました。自然保護と2005年国際博覧会
の双方の成功を待ち望んでおります。
バードライフインターナショナル事務総長 マイケル・ランズ (サイン)
(注:この手紙は、第22回バードライフ世界大会の会期中に、開催国のマレー
シアで書かれ、大会終了後、投函された。)
(参考)バードライフ・インターナショナルについて
バードライフ・インターナショナル(=BirdLife International;以下バー
ドライフ)は野鳥とその生息地の保護を主な対象とした世界最大規模の国際環
境NGOのひとつです。本部をイギリス・ケンブリッジにおき、世界各大陸
別(ヨーロッパ、アメリカ、アジア、アフリカ)に地区委員会があり、各国を
代表する保護団体がバードライフ・パートナーとなり活発な自然保護活動を行
っております。パートナーの会員総数は200万人を超えました。
現在のパートナー等91団体のうち、12団体がアジア地区委員会に所属してお
り、日本野鳥の会がアジアの自然保護活動の中心となって各国との交流を進め
ております。
また、この他に鳥類の研究者によるワーキンググループを編成しており、こ
の中には国際湿地保全連合(Wetlands International)や、国際自然保護連
合(IUCN)の種の保存委員会(Species Survival Committee)と協同のグルー
プもあります。
バードライフ世界大会について
バードライフでは4年に1度、パートナーおよび行政や一般を対象とした世
界大会を催し、広範囲に及んだ環境問題を世界的規模で協議する場を設けてお
ります。本大会は環境NGOの国際大会としては最大規模で、地球環境問題の
論議、パートナー相互協力による各プロジェクトの近況報告の他、各団体の情
報及び経験交流の絶好の場となっております。
本年10月13日〜16日、第22回世界大会がマレーシアで開催されました。世界
大会がアジアで開催されるのは、バードライフ設立以来39年ぶり2回目のこと
であり、環境問題がクローズアップされている近年、環境破壊が急速に進むア
ジア地域で開催されたことは非常に意義深いことでした。また、本大会はアジ
ア地域で成長しつつある環境NGOのネットワークを構築し、地区内の自然保
護を進展させる絶好のチャンスとなりました。
第22回世界大会には総裁であるヨルダンのノル女王の列席を得て、約80カ国
以上の環境NGOから500人を超える参加がありました。
以上
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古南幸弘(こみなみ・ゆきひろ)XLG05570@nifty.ne.jp
TEL 03-5358-3518 FAX 03-5358-3608
〒151-0061 東京都渋谷区初台1-47-1 小田急西新宿ビル1F
(財)日本野鳥の会自然保護センター ←(8/1名称変更しました)
http://www.wbsj.org/
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